ピエールシャルル・ブドー
ピエールシャルル・ブドー(Pierre-Charles Boudot、1992年12月21日 - )はフランスの元騎手である。
ピエールシャルル・ブドー | |
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2014年11月 | |
基本情報 | |
国籍 | フランス |
出身地 | フランス |
生年月日 | 1992年12月21日(31歳) |
身長 | 173cm[1] |
体重 | 53kg[1] |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
初免許年 | 2009年( フランス) |
免許区分 | 平地競走 |
騎手引退日 | 2022年11月8日(免許取消処分) |
経歴 | |
所属 | 2009年-2022年 フランス |
来歴
編集2009年にフランス騎手免許を取得し、名門アンドレ・ファーブル厩舎からデビュー。2013年にはフランスで122勝を挙げ、クリストフ・スミヨン、マキシム・ギュイヨンに次ぐリーディング3位に入る[1]。若手のホープとしての地位を固め、「オリビエ・ペリエの後継者」と評されるようになる[2]。
2014年のパリ大賞典をギャランテ(Gallante)で勝利し、GI初制覇。同年秋には短期騎手免許制度を利用して初来日(身元引受調教師は栗東の池江泰寿。身元引受馬主は吉田勝己)[1]。同年11月1日の京都8Rを6番人気のコスモグラウベで制し、初騎乗から14戦目でJRA初勝利を挙げる[3]。当初の予定では12月28日までの騎乗予定であったが、体重調整に苦しみ、短期免許を取り消して12月2日付で帰国した[4]。この年以降、日本での短期免許は取得していない。
2015年は179勝でクリストフ・スミヨンとフランスリーディングジョッキーの座を分け合った。2016年は飛躍的に勝ち星を伸ばし、10月16日にはスミヨンが保持していた年間228勝のフランス記録を更新する229勝目を挙げる[5]。同年は最終的に301勝まで勝利数を上乗せし、ドイツのペーター・シールゲンが保持していた欧州の年間最多勝記録273勝を大幅に更新した[6]。
2018年はスミヨンが306勝の大活躍で新記録を樹立し、ブドーの記録は1年で塗り替えられた。それでも年間209勝を挙げ、スミヨンに次ぐリーディング2位につけた[7]。
2021年5月14日、フランスギャロから3ヶ月の騎乗停止処分を受けた。同年2月の女性に対する暴行容疑で起訴されたため[8]。同年8月13日、騎乗停止処分が6カ月間延長されることになった[9]。
その後2022年11月8日に、フランスギャロは同国内務省の要請に基づき、ブドーの騎手免許を取り消し、事実上の追放となった[10]。
エピソード
編集2014年11月15日の東京6R(2歳新馬戦)でノワールギャルソンに騎乗したブドーは、減量の失敗から規定の斤量55キロをクリアすることができず、両足のブーツを脱いで騎乗。前代未聞の状況ながら、12番人気の同馬をクビ差の2着に好走させた。レース後、日本中央競馬会は装具について注意義務を怠ったとして、ブドーに対して戒告の処分を科した[11]。
成績
編集フランス
編集この節の加筆が望まれています。 |
日本
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2014年10月25日 | 4回東京6日目5R | 2歳新馬 | オーマイホース | 16頭 | 14 | 4着 |
初勝利 | 2014年11月1日 | 4回京都8日目8R | 3歳上500万下 | コスモグラウベ | 18頭 | 6 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2014年10月25日 | 4回東京6日目11R | 富士ステークス | トーセンレーヴ | 16頭 | 11 | 14着 |
GI初騎乗 | 2014年10月26日 | 4回京都7日目11R | 菊花賞 | ワールドインパクト | 18頭 | 12 | 10着 |
主な騎乗馬
編集- ヴァルトガイスト(Waldgeist) - 凱旋門賞、 サンクルー大賞、 クリテリウムドサンクルー、 ガネー賞
- エソテリック(Esoterique) - ジャック・ル・マロワ賞、 ロートシルト賞、 サンチャリオットステークス
- ファンシーブルー(Fancy Blue) - ディアヌ賞
脚注
編集- ^ a b c d フランスのピエールシャルル・ブドー騎手に短期免許を交付. 競馬ラボ(2014年10月22日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ 仏の超新星ブドー騎手が今週から日本初騎乗. ニッカンスポーツ(2014年10月22日付). 2018年10月6日付
- ^ ブドー騎手14戦目で待望のJRA初勝利. ニッカンスポーツ(2014年11月1日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ ブドー減量苦で帰国…カモンは松山が騎乗.ニッカンスポーツ(2014年12月3日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ 日本で失態のブドー騎手 仏で229勝の大記録. スポーツニッポン(2016年10月20日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ 年間300勝を達成したブドー騎手、今年の目標を語る(フランス). 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2017年1月12日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ Neuvième cravache d'or et record d'Europe de victoires pour Christophe Soumillon. Belga News(18 décembre 2017). 2018年10月6日閲覧
- ^ “フランスギャロ、暴行容疑で起訴のブドー騎手に3カ月の騎乗停止処分”. JRA-VAN ver.World. 2021年5月17日閲覧。
- ^ “レイプ容疑のブドーは騎乗停止処分が6カ月延長へ…フランスギャロが発表”. ヤフースポーツ (2021年8月13日). 2021年8月14日閲覧。
- ^ フランスのトップジョッキー、ブドー騎手免許取消…女性へのわいせつ容疑で昨年5月に起訴 - スポーツ報知 2022年11月9日
- ^ 珍事 ブドー騎手がブーツを脱いで騎乗 結果は…. サンケイスポーツ(2014年11月15日付). 2018年10月6日閲覧
- ^ P.ブドーの年度別成績. netkeiba.com. 2018年10月6日閲覧
外部リンク
編集- PC Boudot (@pcboudot) - X(旧Twitter)