ピアノ・ロウ地区
ボストンの地区
(ピアノ・ロウから転送)
ピアノ・ロウ地区(ピアノ・ロウちく、Piano Row District)は、マサチューセッツ州ボストンのトレモント・ストリートとボイルストン・ストリートの角、ボストン・コモンに面した2ブロックに及ぶ建物群から成る国定歴史地区。この地区は、ボイルストン・ストリートに沿って、パーク・スクエアからトレモント・ストリートまで、トレモントからアヴェリー・ストリート (Avery Street) まで広がっている。この地区は、ボイルトン・ストリートからすぐ南側のトレモント・ストリートに面したふたつの建物、カトラー・マジェスティック劇場と、216-218番地を占める1925年のユニオン貯蓄銀行 (Union Savings Bank) の建物も含んでいる。一帯は、19世紀末から20世紀初頭に開発が進み、「ピアノ・ロウ (Piano Row)」(「ピアノ横丁」といった含意)として知られるようになったが、これはこの辺りに音楽関係の事業が集積したためであり、中にはいくつかのピアノのショールームもあった。ボストン最大のスタインウェイの販売店であるM・ステイナート・アンド・サンズ (M. Steinert and Sons) の旗艦店は、1896年から当地に店舗を構えており[2]、その地下には優れた演奏ホールだったステイナート・ホールが設けられていたが、消防規則との関係で、現在では事実上閉鎖されている。
ピアノ・ロウ地区 Piano Row District | |
所在地 | マサチューセッツ州ボストン |
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座標 | 北緯42度21分8秒 西経71度3分55秒 / 北緯42.35222度 西経71.06528度座標: 北緯42度21分8秒 西経71度3分55秒 / 北緯42.35222度 西経71.06528度 |
建築家 | 多数 |
建築様式 | 19世紀末から20世紀初めのアメリカン様式 19世紀末から20世紀初めのリバイバル様式 後期ビクトリアン様式 |
複合資産 | Boston Theatre MRA |
NRHP登録番号 | 80000458 [1] |
NRHP指定日 | 1980年12月9日 |
この地区は、1980年にアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録された[1]。
脚注
編集- ^ a b National Park Service (23 January 2007). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service.
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引数が必須です。 (説明) - ^ “NRHP nomination for Piano Row District”. Commonwealth of Massachusetts. 2014年6月5日閲覧。