ヒロハホウキギク(広葉箒菊、学名: Aster subulatus var. sandwicensis)は、キク科シオン属1年草空き地道端などに生える雑草

ヒロハホウキギク
Aster subulatus var. sandwicensis
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類II Euasterids II
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: シオン連 Astereae
: シオン属 Aster
: sect. Oxytripolium
: ホウキギク(広義) A. subulatus
変種 : ヒロハホウキギク A. s. var. sandwicensis
学名
Aster subulatus
Michx.
var. sandwicensis (A.Gray ex H.Mann) A.G.Jones[1]
シノニム

Aster subulatus Michx. var. ligulatus Shinners
Symphyotrichum squamatum (Spreng.) G.L.Nesom
Symphyotrichum subulatum (Michx.) G.L.Nesom var. squamatum (Spreng.) S.D.Sundberg

和名
ヒロハホウキギク(広葉箒菊)
英名
southeastern annual saltmarsh aster

和名は、ホウキギクよりもの幅が広いことから名づけられた。

特徴

編集

ホウキギクによく似ているが、違いは以下の通り。

  • が横に広がる。
  • 葉の幅が広くて先がとがり、基部はを抱かない。
  • 頭花が大きく、冠毛筒状花より短い。

分布・生育地

編集

北アメリカ原産で、日本では1960年代に確認された帰化植物

ギャラリー

編集

脚注

編集
  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月25日閲覧。

参考文献

編集
  • 榎本敬ほか「日本国内のホウキギク類 (AsterOxytripolium 節) の分類と帰化動態, 種間雑種に関する研究」(PDF)『雑草研究』第46巻第3号、日本雑草学会、2001年、185-193頁、doi:10.3719/weed.46.185ISSN 0372-798XNAID 110003930836JOI:JST.Journalarchive/weed1962/46.185 
  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、45頁。ISBN 4-635-07001-8 
  • 『写真で見る外来雑草』畜産技術協会、1995年、23頁。ISBN 4-88137-056-1 
  • 岩瀬徹『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、108頁。ISBN 978-4-88137-135-0 
  • 岩瀬徹・川名興・飯島和子『校庭の雑草』(4版)全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2009年、111頁。ISBN 978-4-88137-146-6 
  • 亀田龍吉、有沢重雄『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、25頁。ISBN 978-4-09-208303-5 

関連項目

編集

外部リンク

編集