ヒレアシ科
ヒレアシ科(ヒレアシか、ヒレアシ科、Heliornithidae)は、鳥綱ツル目に属する科。
ヒレアシ科 | |||||||||||||||||||||
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![]() アメリカヒレアシ Heliornis fulica
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分類 | |||||||||||||||||||||
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属 | |||||||||||||||||||||
分布
編集形態
編集全長30-60センチメートル[3]。メスよりもオスの方がやや大型になる[3]。頭部は小型[3]。頸部や胴体はやや長い[3]。尾羽は幅広い上に長く、硬い[3]。翼は短く、丸みを帯びる[3]。
分類
編集マレーヒレアシ属 Heliopais
- Heliopais personata アジアヒレアシ Masked Finfoot
アメリカヒレアシ属 Heliornis
アフリカヒレアシ属 Podica
- Podica senegalensis アフリカヒレアシ African Finfoot
生態
編集湿原、河川、干潟、浸水林などに生息し、水辺が樹木で覆われた暗く開けていない環境を好む[3]。渡りは行わないが、アジアヒレアシは季節的な移動を行う[2][3]。夜間は水面に張り出した樹上で休む[3]。単独やペア、家族群で生活する[3]。飛翔するときは水面を助走してから飛翔する[2]。危険を感じると水面を走って、水辺の茂みに隠れる[2][3]。
食性は雑食で、魚類、カエル、昆虫、甲殻類、貝類、ミミズ、植物の葉、種子などを食べる[3]。水辺や浅瀬を徘徊しながら採食を行う[3]。
繁殖形態は卵生。水面に張り出した樹上、倒木、流木の上などに木の枝を組み合わせた巣を作り、2個(アジアヒレアシは5-7個)の卵を産む[1][2][3]。
人間との関係
編集開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している種もいる[1]。
画像
編集-
アジアヒレアシ
H. personata -
アフリカヒレアシ
P. senegalensis