ヒラボクディープ(欧字名:Hiraboku Deep2010年4月26日 - )は、日本競走馬、日本およびチリ種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2013年青葉賞

ヒラボクディープ
第74回菊花賞パドック(2013年10月20日)
欧字表記 Hiraboku Deep[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2010年4月26日(14歳)[1]
登録日 2012年9月20日[2]
抹消日 2017年9月6日[3]
ディープインパクト[1]
キャットアリ[1]
母の父 Storm Cat[1]
生国 日本の旗 日本北海道日高町[1]
生産者 下河辺牧場[1]
馬主 平田牧場[1]
調教師 国枝栄美浦[1]
厩務員 今村美佐子[4]
競走成績
生涯成績 24戦4勝[1]
獲得賞金 1億794万4000円[1]
勝ち鞍
GII 青葉賞 2013年
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馬名の由来は、冠名+父名の一部。

経歴

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2歳(2012年)

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10月27日の東京競馬場。先行し、直線抜け出してデビュー戦を飾った。続く中山の葉牡丹賞は中団のままいいところなく6着に敗れる。

3歳(2013年)

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2月の東京のゆりかもめ賞は前走と同じく中団からの競馬になるも4着に敗れた。しかし3月の中山の水仙賞は最後差しきり2勝目を飾った。そして青葉賞は逃げるアポロソニックを最後差しきり、重賞初制覇した。しかし東京優駿はいいところなく13着に敗れた。 休養後、セントライト記念菊花賞へ出走するも着外に敗れる。

4歳(2014年)〜 7歳(2017年)

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4歳シーズンは故障もあってか2戦にとどまる。5歳シーズンも不本意な成績が続いていたが、9月の丹頂ステークスでは後方追走から徐々に進出し4コーナーで先頭に並びかけ、最後の直線で抜け出すとアドマイヤフライトに3馬身半差をつけ、青葉賞以来となる久々の勝利を挙げた[5]。しかし、その後は1勝もすることなく2017年9月6日付けで競走馬登録を抹消された[3][6]。引退後は当初北海道浦河町の辻牧場にて種牡馬となる[3]予定であったが、のちにイーストスタッドで繋養されることになった。

引退後

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2018年からイーストスタッドで繋養。2019年4月チリに輸出されることが決まり、同年より現地で種牡馬生活を送る[7]。日本での産駒は1頭(ヒラボクレガシー)のみ[8]

競走成績

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競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2012.10.27 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 12 5 5 003.50(2人) 01着 01:39.1(33.5) -0.2 蛯名正義 55Kg (ポップジェムズ)
0000.12.01 中山 葉牡丹賞 500万下 芝2000m(良) 13 3 3 006.50(2人) 06着 02:04.1(35.0) -0.5 蛯名正義 55Kg トーセンヤマト
2013.02.02 東京 ゆりかもめ賞 500万下 芝2400m(良) 12 8 11 005.60(3人) 04着 02:29.7(34.2) -0.2 蛯名正義 55Kg アルヴェロン
0000.02.23 中山 水仙賞 500万下 芝2200m(良) 10 5 5 002.60(1人) 01着 02:17.1(35.1) -0.0 蛯名正義 55Kg (シャイニーリーヴァ)
0000.04.27 東京 青葉賞 GII 芝2400m(良) 18 3 5 024.60(7人) 01着 02:26.2(34.0) -0.0 蛯名正義 56Kg アポロソニック
0000.05.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 4 7 020.70(5人) 13着 02:25.0(34.5) -0.7 蛯名正義 57Kg キズナ
0000.09.17 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(良) 15 4 6 003.30(1人) 13着 02:14.3(36.3) -0.8 蛯名正義 56kg ユールシンギング
0000.10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(不) 18 6 11 082.8(17人) 17着 03:10.2(40.4) -5.0 蛯名正義 57kg エピファネイア
2014.02.01 東京 白富士S OP 芝2000m(良) 14 3 3 015.80(7人) 08着 02:00.6(33.3) -0.8 蛯名正義 56kg エアソミュール
0000.12.21 中山 ディセンバーS OP 芝1800m(稍) 13 4 5 034.70(9人) 04着 01:48.7(34.8) -0.5 大野拓弥 56kg レッドレイヴン
2015.02.15 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 11 5 5 123.40(8人) 09着 02:12.2(34.2) -0.7 国分優作 56kg ラブリーデイ
0000.03.01 中山 中山記念 GII 芝1800m(稍) 11 1 1 101.00(8人) 09着 01:51.9(36.7) -1.6 大野拓弥 56kg ヌーヴォレコルト
0000.04.12 福島 福島民報杯 OP 芝2000m(良) 15 3 5 034.0(10人) 08着 02:00.0(36.2) -0.9 丸田恭介 56kg マイネルフロスト
0000.05.23 東京 モンゴル大統領賞 OP 芝1800m(良) 17 4 7 048.8(11人) 03着 01:45.0(33.7) -0.3 柴山雄一 56kg サトノアラジン
0000.06.14 東京 エプソムC GIII 芝1800m(良) 13 4 4 032.10(6人) 05着 01:45.9(34.9) -0.5 柴山雄一 56kg エイシンヒカリ
0000.07.12 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 16 7 13 021.4(10人) 06着 01:58.6(34.3) -0.4 横山典弘 56kg グランデッツァ
0000.08.08 札幌 札幌日経OP OP 芝2600m(良) 11 8 10 006.00(4人) 06着 02:39.5(34.5) -0.8 三浦皇成 56kg ペルーサ
0000.09.06 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 3 3 010.80(5人) 01着 02:41.8(35.7) -0.6 池添謙一 56kg (アドマイヤフライト)
0000.11.08 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(重) 18 5 10 015.50(6人) 18着 02:38.1(37.6) -4.1 池添謙一 57kg ゴールドアクター
2017.01.28 東京 白富士S OP 芝2000m(良) 14 2 2 051.5(10人) 06着 02:01.2(33.7) -0.6 北村宏司 57kg スズカデヴィアス
0000.02.26 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 11 6 6 243.3(11人) 10着 01:48.6(34.4) -1.0 北村宏司 56kg ネオリアリズム
0000.05.06 東京 メトロポリタンS OP 芝2400m(良) 13 8 12 044.70(9人) 09着 02:26.0(36.7) -1.9 北村宏司 57kg ヴォルシェーブ
0000.08.05 札幌 札幌日経OP OP 芝2600m(良) 10 6 6 017.50(6人) 10着 02:42.1(36.9) -1.5 蛯名正義 57kg モンドインテロ
0000.09.03 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 5 8 049.2(12人) 10着 02:45.8(39.1) -1.6 蛯名正義 56kg プレストウィック

血統表

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ヒラボクディープ血統(*印は海外産の日本輸入馬) (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

*キャットアリ
Cat Ali
1999 鹿毛
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
母の母
Careless Kitten
1980 芦毛
Caro *フォルティノ
Chambord
T. C. Kitten Tom Cat
Needlebug F-No.8-c
母系(F-No.) キャットアリ(USA)系(FN:8-c) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×4=9.38% [§ 3]
出典
  1. ^ [9]
  2. ^ [9]
  3. ^ [10]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ヒラボクディープ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年2月2日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報:ヒラボクディープ - @Keiba”. @Keiba - 競馬を楽しむさまざまなサービスを提供する競馬サービスプロバイダ. 2022年2月24日閲覧。
  3. ^ a b c ヒラボクディープ号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2017年9月6日). 2018年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月6日閲覧。
  4. ^ ダービーのゲートで『行かないで』…心の成長を見守り”. netkeiba.com. 2022年7月16日閲覧。
  5. ^ “【丹頂S】完勝ヒラボクディープが青葉賞以来のV”. サンケイスポーツ. (2017年9月6日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20150906/ope15090615360007-n1.html 2017年9月6日閲覧。 
  6. ^ “青葉賞制したヒラボクディープが引退、種牡馬入り”. 日刊スポーツ. (2017年9月6日). https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1883736&year=2017&month=09&day=06 2022年2月16日閲覧。 
  7. ^ ヒラボクディープがチリへ出国”. 競走馬のふるさと案内所 (2019年5月7日). 2019年5月7日閲覧。
  8. ^ 新種牡馬ヒラボクディープ国内唯一の産駒がデビュー、日曜新潟5Rのヒラボクレガシー | 競馬ニュース”. netkeiba.com (2021年8月14日). 2021年8月14日閲覧。
  9. ^ a b 血統情報:5代血統表|ヒラボクディープ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年2月16日閲覧。
  10. ^ ヒラボクディープの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年2月24日閲覧。

外部リンク

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