玄米緑茶(げんまいりょくちゃ)は、焙煎した玄米を混合した緑茶である[1]韓国では、ヒョンミノチャ朝鮮語: 현미녹차; 文字通り「玄米緑茶」)と呼ばれ、緑茶: 녹차)とヒョンミ(玄米)茶: 현미차)の混合ということである[1]日本では、膨化した玄米と混合した緑茶は玄米茶と呼ばれる。

玄米緑茶
種類 ブレンド茶

別称 ヒョンミノチャ・玄米茶
起源 東アジア

説明 焙煎した玄米を混ぜた緑茶

温度 80 °C (176 °F)
時間 2分
朝鮮語名
各種表記
ハングル 현미녹차
漢字 玄米綠茶
発音 ヒョミノチャ
日本語読み: げんまいりょくちゃ
RR式 hyeonmi-nokcha
MR式 hyŏnmi-nokch'a
IPA [hjʌn.mi nok̚.tɕʰa]
英語表記: brown rice green tea
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韓国では玄米緑茶は、蒸製茶(乾燥される前に蒸して焙じない緑茶、不発酵茶)の一種である雀舌茶の茶葉と焙煎した玄米を混ぜることで作られる[1]。バラもティーバッグも共に普及している。

なお、「玄米緑茶」という名称自体は株式会社韓国製茶のブランド名であり、他に株式会社アモーレパシフィックのブランド名である「雪緑茶(설록차; ソチャ)」もある[1][注釈 1]

朝鮮王朝時代を通じて茶文化が一度衰退し、現在、復興途上にある韓国では、緑茶の味に不慣れな人が多く、古くから親しまれているスンニュンおこげ湯)の風味を想起させて馴染みやすくするために煎った玄米を配合して開発された[1]

主成分

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玄米緑茶は、200グラム (7.1 oz) あたり610キロカロリー (2,600 kJ) で、炭水化物141.6グラム (4.99 oz)、タンパク質26グラム (0.92 oz)、脂肪6.8グラム (0.24 oz)、ナトリウム0.012グラム (0.19 gr) を含む[2]。それらの成分は、煮出した液体の中にほんのわずかしか現れないであろう。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ アモーレパシフィックは上述の雀舌茶の銘柄の1つである「雪緑名茶(설록명차; ソミョンチャ)」も販売している[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f 정, 동효; 윤, 백현; 이, 영희, eds (2012). “현미녹차 [ 玄米綠茶 ]” (朝鮮語). 차생활문화대전(茶生活文化大典). ソウル: 弘益齋. ISBN 978-89-714-3351-5. http://terms.naver.com/entry.nhn?docId=1636588 23 February 2018閲覧。 
  2. ^ 현미녹차” (朝鮮語). NAVER. 食品医薬品安全処. 2018年2月23日閲覧。[リンク切れ]