ヒマヴァット
ヒマヴァット(サンスクリット語: हिमवत्, Himavat、「雪に覆われた」の意)とは、インドの山神でヒマラヤ山脈(ヒマヴァット山脈とも呼ばれる)の神格化である。ヒマヴァットは古代ネパールのヒマラヤ王国の統治者であり、叙事詩『マハーバーラタ』にも登場する。ヒマヴァント(サンスクリット語: हिमवन्त, Himavant[注 1])、ヒマヴァーン(サンスクリット語: हिमवान्,, Himavān[注 2])、ヒマラージャ(サンスクリット語: हिमराज, Himarāja、「雪の王」の意)またはパルヴァテーシュヴァラ(サンスクリット語: पर्वतेश्वर, Parvateśvara、「山々の王」の意)とも呼ぶ。
ヒマヴァット | |
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雪山の王 | |
ヒマラヤ山脈 | |
デーヴァナーガリー | हिमवत् |
サンスクリット語 | Himavat |
住処 | ヒマラヤ山脈 |
配偶神 | メーナヴァティー |
親 | ブラフマー(父) |
兄弟 | ジャンバヴァン 、ナーラダ |
子供 | ガンガー、パールヴァティー、マイナク |
ヒマヴァットはガンジス川の女神ガンガー、シヴァの配偶神であるラーギニ[1]やパールヴァティーの父である。彼の神妃はメーナヴァティーで、メール山の娘である[2]。
ヒマヴァットについての神話は『ブラフマーンダ・プラーナ』や『ケーナ・ウパニシャッド』にも出てくる[3]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ Jones, Constance; Ryan, James D. (2006-01-01) (英語). Encyclopedia of Hinduism. Infobase Publishing. ISBN 9780816075645
- ^ Wilkins, p. 287
- ^ Kena Upanisad, III.11-IV.3, cited in Müller and in Sarma, pp. xxix-xxx.
参考資料
編集- W. J. Wilkins (2003). Hindu Gods and Goddesses. Courier Dover Publications. ISBN 0486431568
- Dictionary of Hindu Lore and Legend (ISBN 0-500-51088-1) by Anna Dallapiccola.