ヒヌフ語
ヒヌフ語( гьинузас мец 、Hinukh、Hinuq、Hinux)またはギヌフ語(Ginukh、Ginux)は、北東コーカサス語族(英: Northeast Caucasian)のツェズ諸語(英: Tsezic)に属す無文字言語である[1]。ダゲスタン山地のヒヌフ村に暮らすヒヌフ人により用いられるが、2002年度の国勢調査では話者は548人[3]、2010年度国勢調査では民族人口440人に対し、話し手は5人のみとされている[1]。無文字言語であることから、ヒヌフ村の全ての人がこの言語を話すわけではなく、また書記用の言語としてはヒヌフ語と同じ北東コーカサス語族に属するアヴァル語が使われている[1]。話し手たちはロシア語も用いる[1]。
ヒヌフ語 | |
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話される国 | ロシア |
地域 | ダゲスタン共和国、Tsuntinsky district (en) のヒヌフ(Ginukh)[1] |
話者数 | 5人(2010年国勢調査)[1] |
言語系統 | |
表記体系 | 無文字言語 |
言語コード | |
ISO 639-3 |
gin |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) |
脚注
編集参考文献
編集- Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin, eds (2017). “Hinuq”. Glottolog 3.0. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- "Hinukh." In Lewis, M. Paul; Simons, Gary F.; Fennig, Charles D., eds. (2015). Ethnologue: Languages of the World (18th ed.). Dallas, Texas: SIL International.