パール富士
富士山の山頂部と満月が重なって生じる現象
パール富士(パールふじ)は、富士山の山頂部と満月が重なって生じる現象である。
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概要
編集太陽が富士山頂に重なるダイヤモンド富士になぞらえ、月が真珠のように美しく見えるためこのように呼ばれる[2]。
ダイヤモンド富士とは対にして扱われるが、太陽と違い月齢も重要な要素のためパール富士の方が見られる機会が少ない。ただし、満月前後の月齢の月[3]や、月齢に関係なく月が富士山頂にかかるものをパール富士と呼ぶこともある。
富士山頂から西側の南北70度以内の範囲(昇るパール)と、東側の南北70度以内の範囲(沈むパール)[4]で、月齢や時間、気象条件が揃った時にだけ見られる光景である。
脚注
編集- ^ “令和 4年(2022) 暦要項”. 国立天文台. 2022年2月19日閲覧。
- ^ 東京ふしぎ探検隊 月夜の富士山、奈良で撮った 遠望の限界に挑む NIKKEI STYLE(日経新聞)、2014年1月3日
- ^ パール富士輝く:写真 日本経済新聞
- ^ “暦wiki”. 国立天文台. 2016年11月21日閲覧。