パンドラ (ジュエリー)
パンドラ(デンマーク語: Pandora A/S)は、PANDORAのブランド名で知られる、ジュエリー・アクセサリーの製造・販売企業。デンマーク・コペンハーゲンに本拠を置き、世界100か国以上で商品を販売している。ナスダック・コペンハーゲン上場企業(Nasdaq Nordic PNDORA)。
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | Nasdaq Nordic PNDORA |
本社所在地 |
デンマーク 1561 Havneholmen 17-19, コペンハーゲン |
設立 | 1982年 |
事業内容 | 宝飾品の製造・販売 |
代表者 | アレクサンダー・ラシク(CEO) |
外部リンク | コーポレートサイト |
沿革
編集パンドラは1982年、金細工職人のPer Enevoldsenと妻のWinnie Enevoldsenがコペンハーゲンに開業した、家族経営のジュエリーショップとして始まった[1]。タイからの輸入品を取り扱い成功、専門のデザイナーを雇用したのち、1989年にタイに工場を設立、ブレスレット・指輪やネックレスなどのハンドメイドジュエリーを手頃な価格でマーケットに提供する企業へと成長した[1]。2008年にデンマークの投資会社のAxcelがパンドラに大規模な投資を行ったのち[2]、2010年10月に株式公開し、コペンハーゲン証券取引所上場企業となった[3]。
欧州での販売に加えて、2003年にアメリカ合衆国で販売を開始し最大の市場に成長、ジュエリーの販売ではカルティエやティファニーに次ぐ規模を持つに至っている[4]。2011年にオンライン販売を開始[5]、アジアでは2012年2月、台北に旗艦店1号店をオープンした[3]。
近年は業績が低迷しており、2018年12月期決算は、売上高が前期比0.1%増の228億600万デンマーククローネ(約3648億円)、純利益が同12.5%減の50億4500万デンマーククローネ(約807億円)だった。この発表にさきがけ、18年11月に、販路拡大の見直しや製品ラインの縮小、店舗在庫の段階的な削減、セール期間を限定化を含めた、ブランド再構築の2カ年計画を策定・公表している[6]。
日本におけるパンドラ
編集日本では、2013年3月からブルーベル・ジャパンがパンドラ商品の輸入販売を行っていたが、2015年1月、パンドラとブルーベルの合弁企業として「パンドラジュエリージャパン株式会社」(PANDORA Jewelry Japan Limited)が、東京(南青山)に設立されている[7]。
出典
編集- ^ a b “The PANDORA story” (英語). パンドラグループ. 2016年11月20日閲覧。
- ^ “Axcel acquires 60% of Pandora” (英語). unquote (2008年3月10日). 2016年11月20日閲覧。
- ^ a b “Copy of Pandora 30years” (PDF) (英語). パンドラグループ. 2016年11月20日閲覧。
- ^ “A Danish Fairy Tale Gone Awry” (英語). ニューヨーク・タイムズ (2011年12月6日). 2016年11月20日閲覧。
- ^ “How Pandora Jewellery grew to become a mega global brand” (英語). Financial Post (2014年1月22日). 2016年11月20日閲覧。
- ^ “業績低迷が続くパンドラ ブランド再生にはチャーム部門の復活が急務”. WWD (INFASパブリケーションズ). (2019年2月12日) 2019年8月10日閲覧。
- ^ “デンマーク発ジュエリー企業パンドラがブルーベル・グループと合弁会社を設立”. WWD JAPAN.com (2015年1月5日). 2016年11月20日閲覧。