パンクラース・ベッサ
パンクラース・ベッサ (Pancrace Bessa、1772年1月1日 – 1846年6月11日)は、フランスの博物画家である。特に植物画で知られている。
パリで生まれた。有名な版画家ヘーラルト・ファン・スパーンドンクと植物画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテに学び、彼らの植物画の技法を受け継いだ。1806年から1831年の間、パリの芸術アカデミーの公式展覧会、サロン・ド・パリに常に出品した。果物と花を題材にするのを好み、時に鳥や動物を描いた。1816年にシャルル10世の義理の娘、ベリー公爵夫人マリー・カロリーヌの庇護を受け、ベリー公爵家の家族に水彩画を教えた[1]。フランス王室の有名な水彩植物画のコレクション “Velins du Roi” のためにも多くの絵を描いた。
版の表面に微細な点刻をほどこして、色合いや諧調を施す、「スティプル技法」を得意とした。1810年から1813年にルドゥーテと『北アメリカの森林樹木誌』("Histoire des Arbres Forestiers de L'Amerique Septentrionale")を発表した。1810年から1828年に出版されたデュローネー(Mordant de Launey)とロンシャン(Longchamp)の『素人のための一般標本』("L'Herbier Général de L'Amateur")には572の水彩画を描いた[2]。『マルメゾンとナバラの希少栽培植物』("Description des Plantes Rares Cultivées à Malmaison et à Navarre")にはルドゥーテの54点の図とベッサの9点の図が用いられた。
パンクラース・ベッサの博物画
編集脚注
編集参考文献
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- Bulletin of the Hunt Institute for Botanical Documentation[リンク切れ] Carnegie Mellon University, Pittsburgh, PA. Vol. 20, No. 2, Fall 2008