パルテノーペ (小惑星)

小惑星番号11番の小惑星

パルテノーペ[1] (11 Parthenope) は、太陽系の大きく明るい小惑星のひとつであり、火星木星の間の小惑星帯公転している。この小惑星はマグネシウムなどを含むケイ酸塩と、金属ニッケルや鉄から構成されていると推定されている。

パルテノーペ
11 Parthenope
パルテノーペの軌道。青がパルテノーペ、 赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。
パルテノーペの軌道。青がパルテノーペ、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、
黒が太陽。
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
(パルテノーペ族?)
発見
発見日 1850年5月11日
発見者 A. デ・ガスパリス
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a) 2.452 AU
近日点距離 (q) 2.208 AU
遠日点距離 (Q) 2.696 AU
離心率 (e) 0.100
公転周期 (P) 3.84 年
軌道傾斜角 (i) 4.63
近日点引数 (ω) 194.79 度
昇交点黄経 (Ω) 125.61 度
平均近点角 (M) 76.09 度
物理的性質
直径 153.33 km
質量 5.13 ×1018 kg
平均密度 2.72 g/cm3
表面重力 0.0578 m/s2
脱出速度 0.00941 km/s
自転周期 9.43 時間
スペクトル分類 S / Sk
絶対等級 (H) 6.55
アルベド(反射能) 0.1803
表面温度 ~174 K
色指数 (B-V) 0.837
色指数 (U-B) 0.417
Template (ノート 解説) ■Project

命名

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パルテノーペは1850年、アンニーバレ・デ・ガスパリスによってイタリアナポリにおいて発見された。パルテノーペはアテナイパルテノン神殿にも祭られていた、ギリシア神話における女神セイレーン)であり、ナポリができる前に存在した都市の名でもある。

その他

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この小惑星のサイズなどは1987年2月13日に起きた掩蔽現象の観測などによって判明した。2004年6月には日本でも掩蔽が観測された。

古在由秀ら数人の研究者はパルテノーペに代表される小惑星族が存在すると考えているが、その範囲についてははっきりしていない。

出典

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関連項目

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外部リンク

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