パリ日本文化会館
パリ日本文化会館(仏:Maison de la culture du Japon à Paris)は、フランスのパリ15区にある文化施設。1997年に開館した。独立行政法人国際交流基金のフランスにおける拠点。
概要
編集1982年に、フランスのフランソワ・ミッテラン大統領が来日した際、日本の鈴木善幸首相との首脳会談で合意。山中昌之とケネス・アームストロングの設計により、1994年に着工、1997年5月に完成した。
施設は総床面積8,700m²、地上6階、地下5階。
- レセプションホール(6階)
- 最大収容人数約100人。各種レセプションの他、セミナーや講演会などに活用。テラスからはセーヌ河岸が一望できる。
- 茶室(6階)
- 裏千家により寄贈された茶室「好日庵」があり、定期的に茶の湯が開催されている。
- 日本語教室2室(5階)
- 図書館(4階)
- 日本関連の人文科学、社会科学、文化を中心とする図書約2万8千冊及び雑誌が、開架式で無料で閲覧できる。会員は貸し出しも可。
- 展示ホール(3階)
- 天井高4.8m。人工的な照明だけでなく自然光を取り入れた展示も可能。古典から現代、写真、建築、ポップカルチャーなど、年間2、3件の企画展を実施。
- 教室(2階)
- 生け花、書道、碁、折り紙、マンガなど多彩な教室事業を展開。
- エントランス・ホール(1階)
- さまざまなテーマの展示を2〜4週間の期間で開催。
- 小ホール(1階、128席)
- 講演会、映画上映、コンサートなどを実施。
- 大ホール(地下3階、約300席)
- 可動床式の多目的ホール。舞台公演(コンサート、演劇、ダンス等)、映画上映、講演会・シンポジウムなどを実施。