パラシベリア石(パラシベリアせき、 Parasibirskite)は、1998年に発表された日本産新鉱物で、岡山大学鉱物学者草地功などにより、岡山県高梁市布賀石灰石鉱山から発見された[1]化学組成はCa2B2O5・H2Oで、単斜晶系。共産しやすいシベリア石 (Sibirskite, Ca2(HB2O5)(OH))(単斜晶系)と同じ化学組成をもち、同じく単斜晶系ではあるが、結晶構造の異なる同質異像である。

白色・真珠光沢を持ち、モース硬度3、比重2.50。外見上はシベリア石と区別できないため、区別にはX線結晶構造解析が必要となる。

脚注

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  1. ^ Kusachi, I. et al. (1998): Parasibirskite, a new mineral from Fuka, Okayama Prefecture, Japan. Mineral. Mag., 62, 521-525.

関連項目

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外部リンク

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