パナエオルス・トロピカリス
パナエオルス・トロピカリス(学名Panaeolus tropicalis)は、ヒカゲタケ属に属す、菌類の一種。マジックマッシュルーム。熱帯から亜熱帯にかけて広く分布する[1]。Copelandia tropicalisの異名もある。
パナエオルス・トロピカリス | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Panaeolus tropicalis Ola'h | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
アイゾメヒカゲタケ |
パナエオルス・トロピカリス | |
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菌類学的特性 | |
子実層にひだあり | |
もしくはつり鐘形 | |
子実層は上生形 | |
柄には何も無い | |
胞子紋は黒 | |
生態は腐生植物 | |
食用: 向精神性 |
説明
編集傘は、1.5 - 2(2.5)センチセンチメートルの大きさで、形は半球状の釣鐘状で凸型である。
生態や分布
編集本きのこは好糞性である。以下に確認されている。ハワイ[2]、中央アフリカ、カンボジアによく発生する[3]。インド、フィリピン、アメリカのカリフォルニア州[3]、フロリダ州、メキシコ、タンザニア。
当初、日本で小笠原諸島にて発見され本種とされたが[4]、後にガストン・グスマンの教示を受け、アイゾメヒカゲタケ Panaeolus cyanescensの変異型とされた[1]。これについて小笠原諸島の植物標本の一覧においてはtropicalisの記載である[5]。
出典
編集- ^ a b 今関六也、本郷次雄『原色日本新菌類図鑑 I』保育社、1987年、179-180頁。
- ^ Merlin, Mark D.; Allen, John W. (1993). “Species identification and chemical analysis of psychoactive fungi in the Hawaiian islands”. Journal of Ethnopharmacology 40 (1): 21-40. doi:10.1016/0378-8741(93)90086-K. PMID 8246528.
- ^ a b Gastón Guzmán , John W. Allen , Jochen Gartz (1998). “A worldwide geographical distribution of the neurotropic fungi, an analysis and discussion”. Annali del Museo civico di Rovereto (14): 189-280 . (on Fondazione Museo Civico di Rovereto)
- ^ 本郷次雄「小笠原産高等菌類 I」『国立科学博物館専報』第10巻、国立科学博物館、1977年、31-41頁、ISSN 00824755、NAID 40001376134。
- ^ 佐藤豊三、埋橋志穂美、細矢剛「小笠原諸島産菌類リスト」『小笠原研究』第35巻、2010年3月、59-160頁、NAID 110008456728。