バークレー牧場』(バークレーぼくじょう、原題:The Big Valley)は、1965年9月15日から1969年5月19日までアメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー (ABC) で放送されていたアメリカ合衆国テレビドラマ1870年代カリフォルニア州・ビッグバレーで大牧場を営むバークレー一家の家族愛と正義を描いた、ホームドラマ風の西部劇である。

あらすじ

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夫を亡くして家長となった母親ビクトリアを中心に、弁護士の長男ジャロッド、カウボーイの次男ニック、腹違いで、後にバークレー家に迎えられるガンマンの三男ヒース、医学生の四男ユージン、そして長女オードラの兄妹が、家族や牧場にふりかかるトラブルに立ち向かっていく。ヒースは、ビクトリアの夫サムが仕事で出向いたストロベリーの町で酒場女に生ませた子で、放浪の果てにビッグバレーのバークレー牧場に辿りついた。血の繋がりは無いものの、ヒースはビクトリアに母親としての愛情を感じ、バークレー家の一員となる[1]

キャスト

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バークレー牧場のモデル

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  • バークレー牧場のモデルはかつてカラベラス郡西部にあったヒル牧場で、作中でジャロッドが住んでいるストックトンからそう離れていない[2]。ヒル牧場は1855年から1931年まで存在しており、広さ1,000エーカー(4平方キロメートル)、モケルムニ川がその牧場を流れていた。この牧場はローソン・ヒルという人物が経営していたが、1861年に殺害されたため、替わって妻のエウフェミア、通称アンティー・ヒル(ヒルおばさん)が牧場の女主人となった。夫との間には4人の子供(息子3人、娘1人)がいた。牧場はカマンチェ湖の底に沈み、カマンチェ・サウス・ショア・パークにはこの牧場に関する碑がある。

他媒体での展開

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  • 1966年から1969年までに、アメリカのデルコミックス英語版から本作の漫画版が6冊発行された。
  • 2011年2月現在、アメリカで本作の映画化が進められている。この映画版では、ビクトリア役をジェシカ・ラングが、テレビ版でヒース役を演じていたリー・メジャースがビクトリアの夫のトム役を演じている[3]

日本での放送

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日本では、1965年11月20日から1966年6月11日までNET(現・テレビ朝日)系列局で第1シーズン全30話が放送され、その後1968年10月4日から1969年4月1日[4]、および1969年9月12日から1970年3月27日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で『新・バークレイ牧場』と題して第2シーズン全30話と第3シーズンのうち20話・第4シーズンのうち5話が放送されていた。NETテレビでの放送時間は毎週土曜 22:00 - 22:56、東京12チャンネルでの放送時間は毎週金曜 21:00 - 21:56 (日本標準時)。また朝日放送では1969年4月4日から10月31日まで金曜24:45 - 25:40枠で、11月13日から1970年6月25日まで木曜24:25 - 25:40枠で第2シーズン以降が放送されていた。[5]

出典・脚注

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  1. ^ a b ノスタルジック・ワールド バークレー牧場
  2. ^ ある回では、バークレー牧場はこの町から馬で数時間の距離という設定になっており、また別の回では、ジャロッドがバークレー牧場へカラベラス郡を横切って馬で帰る途中、ストックトンの標識があるという設定になっている。
  3. ^ The Big Valley (2010)”. インターネット・ムービー・データベース. 2011年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月15日閲覧。
  4. ^ 3月11日から4月1日までは火曜22:00 - 22:56枠で放送
  5. ^ 出典:朝日放送の50年III資料集189ページ、サンケイ新聞近畿D版

外部リンク

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NET系列 土曜22:00枠
前番組 番組名 次番組
徳川家康(第2部)
(1965年4月3日 - 1965年10月30日)
バークレー牧場
(1965年11月20日 - 1966年6月11日)
今井正アワー
(1966年6月18日 - 1966年9月24日)
東京12チャンネル 金曜21:00枠
新・バークレイ牧場(第1シリーズ)
(1968年10月4日 - 1969年3月7日)
モッズ特捜隊
(1969年3月14日 - 1969年4月25日)
スター歌謡アルバム
※21:00 - 21:30
モッズ特捜隊
(1969年5月2日 - 1969年9月5日)
※21:30 - 22:26
新・バークレイ牧場(第2シリーズ)
(1969年9月12日 - 1970年3月27日)
おんなと兵隊
(1970年4月3日 - 1970年6月26日)