バンクイナ(鷭水鶏、学名:Amaurornis olivaceus)はツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。

バンクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: シロハラクイナ属 Amaurornis
: バンクイナ
A. olivaceus
学名
Amaurornis olivaceus
(Meyen, 1834)
和名
バンクイナ
英名
Plain Bush-hen

分布

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フィリピンソロモン諸島モルッカ諸島ニューギニアオーストラリア北部に分布する。

形態

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全長約32cm。頭頂部から体の上面は、暗いオリーブ色がかった褐色で、喉、胸、腹は緑色がかった灰色である。虹彩は赤褐色、嘴は緑がかった黄色、脚は黄色である。

生態

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河川の近くのアシや草の茂みの中に生息するが、水辺から離れた草地でも見られることがある。

草の種子や昆虫類を食べる。

草の茂みの中に営巣し、1腹4-7個の卵を産む。

亜種

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以下の5亜種に分類される。

  • Amaurornis olivaceus olivaceus

基亜種。フィリピンに分布する。

  • Amaurornis olivaceus moluccanus

モルッカ諸島、ニューギニア北部に分布する。本種を別種Amaurornis moluccanaとして分類する説もある。

  • Amaurornis olivaceus nigrifrons

ビスマーク諸島と東ソロモン群島に分布する。

  • Amaurornis olivaceus ultimus

サンクリストバル島に分布する。

  • Amaurornis olivaceus ruficrissus

ニューギニア東南部とオーストラリア北部に分布する。

参考文献

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  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、76、166頁。