バレーボール男子世界クラブ選手権

バレーボール男子世界クラブ選手権英語: FIVB Men's Club World Volleyball Championship)は、国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する男子バレーボールの国際大会である。この大会はいわゆるクラブチームの各大陸王者が集い開催されるもので、バレーボールクラブチーム世界一を決める唯一の大会である。

バレーボール男子世界クラブ選手権
開始年 1989
主催 国際バレーボール連盟
チーム数 8チーム
前回優勝 イタリアの旗 シル・シコマ・ペルージャ(2回目)
最多優勝 イタリアの旗 トレンティーノ・バレー(5回)
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大会自体は1989年に初開催、1992年まで毎年開催されていた。2009年に17年ぶりの復活となった[1][2]

大会方式

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5大陸の各王者に開催国王者、さらにワイルドカード(主催者推薦)2チームを加えた計8チームが参加。

まず4チームずつ2グループに分けてラウンドロビン方式で上位2チームが決勝トーナメントに進出。ノックアウト方式でクラブ世界一を争う。トーナメント初戦はA組1位とB組2位が第1試合を/A組2位とB組1位が第2試合を戦い負けると3位決定戦へ回り勝てば決勝戦へ進める。

開催結果

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年度 開催地 優勝 準優勝 3位 4位
1989  
パルマ
  マキシコーノ・パルマ   CSKAモスクワ   ピレリ・サントアンドレ   バネスパ・サンパウロ
1990  
ミラノ
  メディオラヌム・ミラノ   バネスパ・サンパウロ   マキシコーノ・パルマ   イル・メッサッジェーロ・ラヴェンナ
1991  
サンパウロ
  イル・メッサッジェーロ・ラヴェンナ   バネスパ・サンパウロ   メディオラヌム・ミラノ   フランゴスル・ジナスティカ
1992  
トレヴィーゾ
  ミズーラ・メディオラヌム・ミラノ   シスレー・トレヴィーゾ   オリンピアコス   イル・メッサッジェーロ・ラヴェンナ
2009  
ドーハ
  トレンティーノ・バレー   スクラ・ベウハトゥフ   ゼニト・カザン   ペイカン・テヘラン
2010  
ドーハ
  トレンティーノ・バレー   スクラ・ベウハトゥフ   ペイカン・テヘラン   ドレアン・ボリバル
2011  
ドーハ
  トレンティーノ・バレー   ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル   ゼニト・カザン   SESI
2012  
ドーハ
  トレンティーノ・バレー   サダ・クルゼイロ (en   スクラ・ベウハトゥフ   ゼニト・カザン
2013  
ベチン[2]
  サダ・クルゼイロ   ロコモティフ・ノヴォシビルスク   トレンティーノ・バレー   UPCN (en
2014  
ベチン
  ベロゴリエ・ベルゴロド   アル・ラーヤン   UPCN   サダ・クルゼイロ
2015  
ベチン
  サダ・クルゼイロ   ゼニト・カザン   UPCN   ペイカン・テヘランVC
2016  
ベチン
  サダ・クルゼイロ   ゼニト・カザン   トレンティーノ・バレー   ドレアン・ボリバル
2017  
ワルシャワ
  ゼニト・カザン   クチーネ・ルーベ・チヴィタノーヴァ   サダ・クルゼイロ   スクラ・ベウハトゥフ
2018  
ワルシャワ
  トレンティーノ・バレー   クチーネ・ルーベ・チヴィタノーヴァ   フェケル・ノブィ・ウレンゴイ   アセッコ・レソヴィア
2019  
ベチン
  クチーネ・ルーベ・チヴィタノーヴァ   サダ・クルゼイロ   ゼニト・カザン   アル・ラーヤン
2020 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により中止
2021  
ベチン
  サダ・クルゼイロ   クチーネ・ルーベ・チヴィタノーヴァ   トレンティーノ・バレー   FUNVICタウバテ
2022  
ベチン
  シル・サフェーティ・ペルージャ   トレンティーノ・バレー   サダ・クルゼイロ   イタンベ・ミナス
2023  
バンガロール
  シル・シコマ・ペルージャ   イタンベ・ミナス   サントリーサンバーズ   ハルクバンク

脚注

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  1. ^ FIVB Volleyball Men’s Club World Championships - Honours”. FIVB. 2015年4月20日閲覧。
  2. ^ a b Switzerland & Brazil to host FIVB Club World Championships”. FIVB. 2013年4月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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