リカルド・トルモ・サーキット
リカルド・トルモ・サーキット(英語: Circuit Ricardo Tormo)は、スペインバレンシア州のチェステにあるサーキット。
所在地 | スペイン・バレンシア州 |
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標準時 | GMT +1 (DST: +2) |
座標 | 北緯39度29分9秒 西経0度37分41秒 / 北緯39.48583度 西経0.62806度座標: 北緯39度29分9秒 西経0度37分41秒 / 北緯39.48583度 西経0.62806度 |
収容人数 | 165,000 |
FIAグレード | 2 |
着工 | 1998年 |
オープン | 1999年9月19日 |
主なイベント | MotoGP、SBK、DTM、WTCC、GP2、FE |
グランプリコース (1999–) | |
コース長 | 4.005 km (2.488 mi) |
コーナー数 | 14 |
レコードタイム | 1:21.244 ( アンドレアス・ツバー, ダラーラ・GP2/05, 2006, GP2) |
フォーミュラEコース | |
コース長 | 3.376 km (2.098 mi) |
コーナー数 | 15 |
正式名称は、シルクイート・デ・ラ・コムニタート・バレンシアーナ・リカルド・トルモ(バレンシア語: Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo, 西: Circuito de la Comunidad Valenciana Ricardo Tormo)。サーキットの名前は1998年に白血病で亡くなった地元出身のライダー、リカルド・トルモにちなみ、2017年に改名された[1]。
MotoGPバレンシアグランプリの開催地となっており、2002年以降はこのサーキットが最終戦の舞台となっている。2021年にはフォーミュラEのバレンシアePrixが開催された。
特徴
編集1999年に完成。ヨーロピアンスタイルとしては珍しい左回りのサーキットであるのが一番の特徴。トラックの周りを観客席が囲むスタジアム型のサーキットであり、どの位置からも1周4.005kmのトラックを一望できる。外周の広さはモビリティリゾートもてぎのオーバルトラックとほぼ同じである[2]。
気候が温暖であるため、冬場のテスト走行にも利用される。MotoGPでは最終戦のあと合同テストが行われ、新シーズンに向けての準備が行われる。冬にシリーズが開幕するフォーミュラEは、当地でプレシーズンテストを行う。
コースレイアウト
編集コース全長に占めるホームストレートは比較的長い(876m)。高速ターン1からの立ち上がりではコースをはみ出しやすい。ターン1からターン3が左コーナーで、最初の右コーナーであるターン4はタイヤの右側が温まっておらず転倒の恐れがある。コース中盤は切り返しや回り込むコーナーが多く、緩やかな右ロングコーナー(ターン13)を通過し、最終ターン14を立ち上がってホームストレートに戻る。
ホームストレートのほかに長い直線区間が存在しないため、パッシングポイントはターン1がメイン。他にはターン3でラインを変え、ターン4の入り口で刺すなど、一工夫が必要になる。
フォーミュラEのレイアウト(3.376km)では、ターン8を通過したあとターン12の先に抜けるショートカットを使用する。また、ホームストレートのピットロード入口付近に仮設のシケインを設ける。
脚注
編集- ^ “Circuit Ricardo Tormo”. motogp.com. 2024年9月29日閲覧。
- ^ “【海外サーキット現地レポ】MotoGP最終戦の地! かつてはWTCCも開催されていた「バレンシアサーキット」”. GAZOO.com (2019年5月28日). 2024年10月31日閲覧。