バレットリヴァース

日本の特撮オリジナルビデオ

バレットリヴァース』 (Ballet Riverse) は、日本特撮オリジナルビデオ、およびその作中に登場する架空のゲームの名称。2008年に製作された『ビットバレット』の続編作品であり、副題は『ビットバレットII』。

AV女優を主演に据えた成人指定作品であり、ビデオシネマとしての一般作品版がAVメーカーのアタッカーズの一般作品レーベルであるアタックゾーンから2011年7月に発売された[1]。それに先駆け、AV監督撮影分の映像を加えて再編集されたAV作品版がアタッカーズから同年6月に発売された[2]

近未来の日本全国の女性たちがそれぞれの目的のため、最強の座をかけて格闘する姿を描く。

特撮テレビドラマ『仮面ライダーストロンガー』で知られる荒木しげる特別出演しているが、その後に入院を経て2012年4月14日に死去したため、本作は彼にとっての遺作となった。

あらすじ

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2021年。かつて世界的IT企業・エクソル社が開発した新鋭バーチャル格闘ゲームビットバレット」は「バレットリヴァース」と名を変え、エクソル社の上層組織である特殊工作機関NOAによって開催されていた。参加者は戦闘服として各々の職業の制服に身を包み、それぞれの職場を模した仮想空間の戦場を舞台とし、かつての大会同様、サイファーと呼ばれる超能力を駆使して戦う。優勝者には1億円もの賞金と、あらゆる夢の成就が約束される。しかし一方で、この勝敗は莫大な売り上げを叩き出す賭博の対象となり、ゲームの敗者は男たちから性の玩具にされ、一部始終が全国に配信されてしまうという危険も孕んでいる。様々な者たちの思惑が交錯する中、夢、プライド、生存を賭け、バレットリヴァースが開始される。

登場人物

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天野 舞姫(あまの まき)
舞姫流舞踏・天野家の後継者だが諸々の事情から家を出て、ファーストフード店でアルバイトをしている。恋人・ヒロシの夢を叶えるために大会に臨む。サイファーは、舞踏によって相手の五感を無効化する「センス」。
南 マヤ(みなみ マヤ)
エクソル社の社員で、かつてのビットバレット優勝者ともいわれる。「ミラージュスウィープ」「エターナルアライヴ」など、前大会で登場したサイファーを使うことや、その言動から、前作で登場した主要人物の1人と同一人物である可能性が示唆されている。
東海林 菜々(しょうじ なな)
一流デパートエレベーターガール。あらゆる人間を自分に寄せつけないサイファー「フライト」の持ち主だが、その能力ゆえに誰とも触れ合えずに生きてきたため、大会に優勝して自分の一切のサイファーを消してもらおうとしている。
葵 ミント(あおい ミント)
アイドル歌手の卵。デビューのための資金とバックアップを得ることが大会参加の目的。歌手志望でありながら凄まじい音痴。サイファーは、歌声の音波でかまいたちのように相手を斬り裂く「マイク」。
佐倉 瑞穂(さくら みずほ)
金融会社勤務。金をすべてと考え、賞金のみを目当てに大会に参加している。自分の書いた文章のとおりに相手を行動させるサイファー「ノート」の使い手。
川原 花音(かわはら かのん)
東京都内のメイド喫茶の店員。自分の店を持つために大会に臨む。頭脳派で、対戦前に相手を徹底的に調査し、巧妙に弱点を突く。スパッツを履いてパンチラを防ぐなど、極度の潔癖症。サイファーは、標的物を超重量化する「ウェイト」。
森 アリエス(もり アリエス)
看護師。本来バレットリヴァースの参加者に登録されていない正体不明の女性。人間相手に無敵を誇る菜々のサイファーが通用しないなど、謎が多い。
鳴海 ノア(なるみ ノア)
教会修道女。自分たちのサイファー能力を神に与えられたものとして神聖視し、自分たちを神に選ばれた存在と見なしている。バレットリヴァース参加者たちのほとんどのサイファーを生来にして持ち合わせている最強の戦士。

出演

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スタッフ

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  • 企画:丸山道央
  • 原作・脚本:畑澤和也、益子晃
  • 監督:畑澤和也
  • アクション監督:南辻史人柴田愛之助
  • 音楽監督・オープニング演出:松本竜欣
  • 撮影:土田淳一
  • プロデューサー:松本竜欣
  • 制作プロダクション:ミリオンエンタテインメント
  • 製作・著作・販売:アタッカーズ

脚注

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  1. ^ ATACK ZONE 特設ページ”. アタッカーズ. 2011年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月12日閲覧。
  2. ^ バレットリヴァース side-B”. アタッカーズ (2011年). 2011年6月23日閲覧。[リンク切れ](※18歳未満アクセス禁止ウェブサイト)