バリー・タックウェル
バリー・タックウェル(Barry Tuckwell, 1931年3月5日 - 2020年1月16日[1])は、オーストラリア出身のホルン奏者。
経歴
編集幼い頃からピアノとヴァイオリンを学んだが、やがてホルンに転じ、シドニー音楽院でアラン・マンに師事した。1950年にはイギリスに行き、名ホルン奏者のデニス・ブレインと出会い大きな影響を受けた。ハレ管弦楽団やスコティッシュ・ナショナル管弦楽団のホルン奏者を経て、1955年から1968年まではロンドン交響楽団の首席奏者を勤め、その後ホルンのソリストおよび指揮者として活動した。録音はEMI、デッカなどから出ている。
1960年代の中頃に金属アレルギーを発症し、通常の金属製マウスピースでは唇がかぶれるようになったため、それ以降はプラスティック製のマウスピースを使用していた[2][3]。
脚注
編集- ^ Mairi Nicolson (2020年1月17日). “Barry Tuckwell, Australian horn player and conductor, has died aged 88”. ABC. 2020年1月17日閲覧。
- ^ Stephen Downes, "Plastic saves music career", The Age, April 28, 1976.
- ^ Patricia Burstein (1979年1月8日). “Musicians Called the Clinker-Prone French Horn 'the Wild Beast' Until Barry Tuckwell Tamed It”. People. 2020年1月17日閲覧。