バラ園の聖母 (ルイーニ)

『バラ園の聖母』（ばらえんのせいぼ、伊: Madonna del Roseto）は、1826年にジュゼッペ・ビアンキ・コレクションから取得され、現在ミラノのブレラ美術館にあるベルナルディーノ・ルイーニによる1510年頃の油彩の板絵である。

『バラ園の聖母』

イタリア語: Madonna del Roseto 英語: Madonna of the Rose Garden
作者	ベルナルディーノ・ルイーニ
製作年	1510年頃
種類	板上に油彩
寸法	70 cm × 63 cm (28 in × 25 in)
所蔵	ブレラ美術館、ミラノ

画家の青年期の傑作であり、伝統的にパヴィア修道院から依頼されたと考えられているが、これを支持または否定する文書は残っていない。聖母の顔は、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響を強く受けている。幼児キリストは左手で花瓶を指さし、このことによって母親を神秘的な花瓶として提示している。右手で花瓶の中で成長しているオダマキの茎を持ち、その赤みがかった色は彼自身の受難を表している。