バラニャ県
バラニャ県(バラニャけん、ハンガリー語: Baranya vármegye、クロアチア語: Baranja、セルビア語: Барања (Baranja) 、ドイツ語: Branau)は、ハンガリー南部の県。ハンガリー王国時代のバラニャ地方の一部だった。県都はペーチ。
バラニャ県 Baranya vármegye | |||
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座標:北緯46度04分06秒 東経18度12分19秒 / 北緯46.06833度 東経18.20528度座標: 北緯46度04分06秒 東経18度12分19秒 / 北緯46.06833度 東経18.20528度 | |||
国 | ハンガリー | ||
地域 | Southern Transdanubia | ||
県都 | ペーチ | ||
区 | 10区 | ||
政府 | |||
• 総会議長 | ナジ・チャバ (Fidesz-KDNP) | ||
面積 | |||
• 合計 | 4,429.6 km2 | ||
面積順位 | 10位 | ||
人口 (2019年1月1日)[1] | |||
• 合計 | 360,704人 | ||
• 順位 | 10位 | ||
• 密度 | 81人/km2 | ||
GDP | |||
• 合計 |
HUF 858 billion €2.755 billion (2016) | ||
郵便番号 |
73xx, 75xx – 79xx | ||
市外局番 | (+36) 69, 72, 73 | ||
ISO 3166コード | HU-BA | ||
ウェブサイト |
www |
クロアチアと国境を接する。ドラヴァ川が南の境となり、ドナウ川が東の境となっている。バーチ・キシュクン県、トルナ県、ショモジ県と接する。
地理
編集県北部は広大な森林を擁する山地である。中央部はバラニャ丘陵とヴィラーニー山地に分けられる。東端部と南部は平坦な土地である。
県の標高最高地点はメチェク山地のゼンゲー(Zengő)で、682メートルである。
気候は地中海性気候で、日照時間が長い。バラニャ県は国内で最も降雨量が多い。また鉱物と温泉に富み、その他の資源としてハンガリー国内で産出される石炭の98%がここで見つかっている。
歴史
編集古代から人が定住していた。マジャル人によるハンガリー征服前は、スラヴ人が暮らしていた。ハンガリー王イシュトヴァーン1世がこの地に司教座をおいた。
1526年、バラニャを含む南部ハンガリーがオスマン帝国に占領され、1689年までその支配を受けた。中世に定められた国境は1919年まで変わらなかった。トリアノン条約によって、県南部1163平方キロメートルがルーマニア、セルビアなどに割譲されて失われた。1950年の県再編成では、わずかな変更しかされなかった。
バラニャ県には、ハンガリー国内に住む少数民族が多数暮らしている(国平均の2倍以上である)。ハンガリーに住むドイツ系住民の34%、南スラヴ系住民の32%がバラニャ県に住んでいる。
統計
編集2001年の調査では、バラニャ県の人口は407,448人であった。[1]
地域の構成
編集ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県と同じく、バラニャ県は一部の大都市と、小さな自治体とに分かれる極端な構成である。県都ペーチは国内第5位の大都市だが、県の自治体の2/3は人口500人未満の小村である。県人口の半数が県都かその周辺に暮らし、県人口の22%が人口1000人以下の村で暮らしている。
主な市町
編集2001年度の人口調査による
脚注
編集- ^ a b “Gazetteer of Hungary, 1 January 2019”. Hungarian Central Statistical Office. 22 June 2020閲覧。
- ^ Regions and Cities > Regional Statistics > Regional Economy > Regional GDP per Capita, OECD.Stats. Accessed on 16 November 2018.