バム地震
バム地震(バムじしん、2003 Bam earthquake)は、2003年12月26日午前5時28分、イラン南東部のケルマーン州バムで起きたマグニチュード(Mw)6.6の直下型地震[4][5][6]。
バム地震 | |
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震源の位置(USGS) | |
本震 | |
発生日 | 2003年12月26日[1] |
発生時刻 | 5:28(現地時間) |
震源の深さ | 10[2] km |
規模 | Mw6.6 |
被害 | |
死傷者数 | 死者26,271人[3]、けが人30,000人[2] |
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プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
概要
編集アドベ建築や無補強レンガ組石造でできた住宅の多くが倒壊し[7]、旧市街の80%以上の建物が倒壊し[8]、死者26,271人から43,200人[8]、世界遺産に登録されたアルゲ・バムはほぼ全壊し[6][7]、2004年ユネスコは同遺産を危機遺産に登録した[4]。RC構造物は比較的被害も小さいものとなった[7]。
地震への反応
編集12月29日、モハンマド・ハータミー大統領らが現地入りし緊急閣議を開いた。またイランの最高指導者であるアリー・ハーメネイーが現地入りし市民に演説、翌年1月1日にはハーシェミー・ラフサンジャーニー公益会議議長も現地で行われた犠牲者追悼式典に出席した[6]。
日本からは国際緊急援助隊として医師、看護師、医療スタッフなど23名が12月28日から30日にかけて到着し1月7日までに1,051名の患者を診察し1月11日に帰国した[6]。また自衛隊機、商用機により緊急援助物資を輸送した[6]。
脚注
編集- ^ “イラン南東部地震から10年、バム遺跡の復元は今”. AFPBB News. (2014年1月2日) 2020年7月11日閲覧。
- ^ a b “Magnitude 6.6 - SOUTHEASTERN IRAN”. United States Geological Survey. United States Department of the Interior (2006年10月12日). 2008年8月13日閲覧。
- ^ “Iran lowers Bam earthquake toll”. BBC News (British Broadcasting Corporation). (2004年3月29日) 2008年10月15日閲覧。
- ^ a b “イラン・バムの城塞 危機に瀕する遺産 復興への記憶”. 国立情報学研究所 (2008年12月26日). 2011年4月16日閲覧。
- ^ “イラン南東部地震災害・緊急現地レポート”. 防災システム研究所. 2011年4月16日閲覧。
- ^ a b c d e “イラン南東部(バム)地震の概要”. 外務省 (2004年4月2日). 2011年4月16日閲覧。
- ^ a b c “2003年12月26日イラン・バム地震被害調査報告” (PDF). 土木学会 (2004年4月1日). 2011年4月16日閲覧。
- ^ a b 久田嘉章 (2003年12月26日). “2003 年12 月26 日イラン・バム地震被害調査報告” (PDF). 日本建築学会. 2011年4月16日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- バム地震 (コトバンク)
- 地球:バム地震の後で[リンク切れ] (ネイチャー)