王立バハマ国防軍(おうりつバハマこくぼうぐん、:Royal Bahamas Defence Force、RBDF)は、バハマ軍事組織

王立バハマ国防軍
Royal Bahamas Defence Force
エンブレム
創設 1980年3月31日
派生組織 特殊作戦隊
コマンドー大隊
指揮官
最高司令官 イギリス連邦国王 チャールズ3世
司令官 クリフォード・スカヴェラ(Clifford Scavella)
国防大臣 トミー・ターンクエスト (Tommy Turnquest)
総人員
兵役適齢 16歳から選抜可能、実際は17歳から
徴兵制度 志願制
現総人員 860人(2007)[1]
財政
軍費/GDP 0.6%
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2007年時点で全軍種の総員860人[1]

国家安全保障省の下、国防軍は海軍が主体となっており、これを補完する形でその他の部隊から成る。軍隊としての任務の他、他の行政機関を補佐する役割もあり[2]警察消防税関入国管理公衆衛生などの補助も行なっている。

歴史

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1980年3月31日、議会法により公式に創設され、国家安全保障省傘下に入る。バハマ女王にはエリザベス2世女王が君臨し、バハマ総督が国防軍司令官に就いている。

バハマ国防軍の戦闘行動は唯一、キューバに対して経験している。1980年5月10日にバハマ領海内で密漁していた2隻のキューバ籍漁船「フェロセム54(Ferrocem 54)」と「フェロセム165(Ferrocem 165)」を、「HMBS フラミンゴ(HMBS Flamingo)」が拿捕した。これに報復するため2機のMiG-21が領空侵犯し警備艇に対して銃撃した。キューバ機は23mm機関砲で警備艇を沈没させ、漂流していた乗組員に対しても発砲した。これにより4人が死亡し、艇長を含む15人が漁船に救助されラグド島ダンカン・タウンに到着する。

1980年7月、密猟者に有罪判決が言い渡され、キューバ当局にも責任があるとして事件の補償金1000万USドルが支払われる。

2019年、バハマの国家安全保障省は、国際放射線学会の労力によって、国家司令、制御、コミュニケーションをサポートするため、ドローン一連の UAS アカデミーに於いて、スウィフト・エンジニアリング が世界 25 か国から選ばれ、就任することとなりました。[3], [4]

組織

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王立国防軍は厳密には海軍のみで構成される。1,000人近い規模を有し、イギリス連邦カリブ海諸国では有数の軍事力である。前述の通り、正規の陸軍部隊は存在せず、代わりに特殊部隊が設けられている。この内、海洋船舶に関連する作戦を担当する特殊作戦隊(Special Operations Unit)、水陸両用作戦を担当するコマンドー大隊(Commando Squadron)がある。

コマンドー大隊は約500人の規模から成り、イギリス海兵隊アメリカ海軍特殊部隊シールズなどで訓練を受ける。空軍は無く、小規模な航空隊が存在するのみである。

階級

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日本語 英語 NATO階級符号
士官
海軍代将 Commodore   
海軍大佐 Captain  
海軍中佐 Senior Commander  
軍医中佐 Surgeon Commander  
海軍少佐 Commander  
海軍少佐 Lieutenant Commander  
海軍大尉 Senior Lieutenant  
海軍中尉 Lieutenant  
海軍副中尉 Sub Lieutenant
副中尉代理 Acting Sub Lieutenant
海軍士官候補生 Midshipman   
下士官および兵卒
先任海曹長 Force Chief Petty Officer   
海曹長 Chief Petty Officer
下士官 Petty Officer
上等水兵 Leading Rate
技能水兵 Able Rate  
水兵 Marine Rate  

主要基地・施設

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装備

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艦艇

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2011年6月現在。『Jane's Fighting Ships 2011-2012』より。

過去に保有していた艦艇については「バハマ海軍艦艇一覧」を参照。

哨戒艇
  • イナグア(P27 Inagua) - 1979年
  • バハマ級×2
バハマ(P60 Bahamas) - 2000年
ナッソー(P61 Nassau) - 2000年
  • プロテクター級×1
イエロー・エルダー(P03 Yellow Elder) - 1986年
  • シー・アーク 40フィート型×2
P44-45
  • シー・アーク 49フィート型×2
P48-49
  • チャレンジャー型×4
P38-41
  • ドーントレス型×2
P42-43
  • ボストン・ホエール型×4
P110-113

航空機

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陸戦兵器

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その他

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国際活動

国際連合平和維持活動のために以下に派遣した実績がある。

駐留外国軍

バハマ軍関連の著名人

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脚注

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  1. ^ a b Military Balance 2007
  2. ^ このような任務はジャマイカなどでも見られる。
  3. ^ http://www.thebahamasweekly.com/publish/bis-news-updates/Government_signs_Contract_for_Law_Enforcement_Aerial_Drones64318.shtml
  4. ^ https://thenassauguardian.com/2019/12/17/govt-signs-17-mil-contract-for-drones/?fbclid=IwAR3OTciLaITlfaqajZ2t3DZVt5mFs7tyhgWZX05j0dPZZ2lRR9c7497oXzY/ バハマ政府は55の無人ドローンのために昨日スウィフトエンジニアリング株式会社との$ 17百万契約を結びました

関連項目

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参考文献

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  • Christopher Langton, Military Balance 2007, Routledge
  • Jane's Fighting Ships 2011-2012

外部リンク

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