バトラー郡 (オハイオ州)
バトラー郡(英: Butler County)は、アメリカ合衆国オハイオ州の南西部に位置する郡である。人口は39万0357人(2020年)[2]。郡庁所在地はハミルトンであり、同郡で人口最大の都市である。
オハイオ州バトラー郡 | |
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設立 | 1803年5月1日[1] |
郡名の由来 | リチャード・バトラー将軍 |
郡庁所在地 | ハミルトン |
最大の都市 | ハミルトン |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,218 km2 (470.13 mi2) 1,210 km2 (467.06 mi2) 8 km2 (3.08 mi2), 0.66% |
人口 - (2020年) - 密度 |
390,357人 |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 |
ウェブサイト | www |
バトラー郡はケンタッキー州とインディアナ州にも跨るシンシナティ・ミドルタウン大都市圏に属している。郡名は1791年にオハイオの北部でインディアンと戦って戦死したリチャード・バトラー将軍に因んで名付けられた。バトラーの部隊は現在ハミルトン市があるハミルトン砦から出陣した。郡内に公立のマイアミ大学がある。
歴史
編集バトラー郡は1803年3月24日にハミルトン郡から分離して設立された。郡名はアメリカ独立戦争の軍人リチャード・バトラー将軍に因んで名付けられた。
郡政府
編集バトラー郡郡政委員会はハミルトン市ハイストリート315、バトラー郡政府サービスセンター2階の委員会室で、毎週月曜日と木曜日の午前9時半から開催されている。委員会のウェブサイトには開催案内が載っている。
地理
編集アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は470.13平方マイル (1,217.6 km2)であり、このうち陸地467.06平方マイル (1,209.7 km2)、水域は3.08平方マイル (8.0 km2)で水域率は0.66%である[3]。
隣接する郡
編集- プレブル郡 - 北
- モンゴメリー郡 - 北東
- ウォーレン郡 - 東
- ハミルトン郡 - 南
- ディアボーン郡 (インディアナ州) - 南西
- フランクリン郡 (インディアナ州) - 西
- ユニオン郡 (インディアナ州) - 北西
人口動態
編集人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1810 | 11,150 | — | |
1820 | 21,746 | 95.0% | |
1830 | 27,142 | 24.8% | |
1840 | 28,173 | 3.8% | |
1850 | 30,789 | 9.3% | |
1860 | 35,840 | 16.4% | |
1870 | 39,912 | 11.4% | |
1880 | 42,579 | 6.7% | |
1890 | 48,597 | 14.1% | |
1900 | 56,870 | 17.0% | |
1910 | 70,271 | 23.6% | |
1920 | 87,025 | 23.8% | |
1930 | 114,084 | 31.1% | |
1940 | 120,249 | 5.4% | |
1950 | 147,203 | 22.4% | |
1960 | 199,076 | 35.2% | |
1970 | 226,207 | 13.6% | |
1980 | 258,787 | 14.4% | |
1990 | 291,479 | 12.6% | |
2000 | 332,807 | 14.2% | |
2010 | 368,130 | 10.6% | |
2020 | 390,357 | 6.0% | |
Population 1810-2007.[1] |
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
基礎データ
人種別人口構成
先祖による構成
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年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
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収入編集収入と家計 |
郡区
編集バトラー郡は下記13の郡区に分割されている。また少なくとも3つのペーパー郡区(書類上の郡区であり、現在は機能していない)がある。
現存郡区
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ペーパー郡区
編集都市
編集村
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国勢調査指定地域
編集- ベケットリッジ
- オールドウェストチェスター
- ロス
- サウスミドルタウン
- ウェザリントン
未編入の町
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教育
編集下記16の教育学区が郡内の公共教育を管轄している。太字体は主に郡内にあるもの、斜字体は主に他の郡内にあるものである。
- エッジウッド・ローカル教育学区、プレブル郡にも入る
- フェアフィールド市教育学区
- ハミルトン市教育学区
- ラコタ・ローカル教育学区
- マディソン・ローカル教育学区
- メイソン市教育学区、ウォーレン郡にも入る
- ミドルタウン市教育学区、ウォーレン郡にも入る
- モンロー・ローカル教育学区、ウォーレン郡にも入る
- ニューマイアミ・ローカル教育学区
- ノースウェスト・ローカル教育学区、ハミルトン郡にも入る
- プレブル・ショーニー教育学区、プレブル郡にも入る
- プリンストン市教育学区、ハミルトン郡とウォーレン郡にも入る
- ロス・ローカル教育学区
- サウスウェスト・ローカル教育学区、ハミルトン郡にも入る
- タラワンダ市教育学区、プレブル郡にも入る
- ユニオン郡・カレッジコーナー合同教育学区、プレブル郡、およびインディアナ州のユニオン郡とフランクリン郡にも入る
著名な出身者
編集- ウォルター・オルストン、ロサンゼルス・ドジャースの監督
- ジョン・ベイナー、アメリカ合衆国下院議長(2011年1月 - 現職)、下院少数党院内総務(2007年1月 - 2011年1月)
- ジェームズ・エドウィン・キャンベル、オハイオ州知事
- ケネソー・マウンテン・ランディス、イリノイ州連邦地裁判事、メジャーリーグベースボールの初代コミッショナー
- ジェリー・ルーカス、NBAバスケットボール選手
- ジョー・ナックスホール、野球選手、シンシナティ・レッズで史上最年少の15歳でデビュー、のちにラジオのアナウンサー
- チャールズ・リヒター、地震学者、マグニチュードの概念と大きさを表す指標リヒター・スケールを考案した
- チャーリー・ルート、野球選手
- ケント・テカルヴ、野球選手
- ロジャー・トラウトマン、ミュージシャン
- スコット・ウォーカー、ミュージシャン、ウォーカー・ブラザース
脚注
編集- ^ a b “Ohio County Profiles: Butler County” (PDF). Ohio Department of Development. 2007年4月28日閲覧。
- ^ “Quickfacts.census.gov”. 28 September 2023閲覧。
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
参考文献
編集- Bert S. Barlow, W.H. Todhunter, Stephen D. Cone, Joseph J. Pater, and Frederick Schneider, eds. Centennial History of Butler County, Ohio. Hamilton, Ohio: B.F. Bowen, 1905.
- Jim Blount. The 1900s: 100 Years In the History of Butler County, Ohio. Hamilton, Ohio: Past Present Press, 2000.
- Butler County Engineer's Office. Butler County Official Transportation Map, 2003. Fairfield Township, Butler County, Ohio: The Office, 2003.
- A History and Biographical Cyclopaedia of Butler County, Ohio with Illustrations and Sketches of Its Representative Men and Pioneers. Cincinnati, Ohio: Western Biographical Publishing Company, 1882.
- Ohio Secretary of State. The Ohio municipal and township roster, 2002-2003. Columbus, Ohio: The Secretary, 2003.
外部リンク
編集- County website - 公式サイト