バツコイ
『バツコイ』は、月子による日本の漫画作品。『ハツキス』(講談社)にて、2015年1月号から連載を開始し[2]、掲載誌が雑誌から電子雑誌にリニューアルし、隔月刊から月刊化された後も[4]14号(2019年7月25日発売)まで連載された[3]。
バツコイ | |
---|---|
ジャンル | 泥沼ラブコメディ[1] |
漫画 | |
作者 | 月子 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | ハツキス |
レーベル | KCx |
発表号 | 2015年1月号 - 14号 |
発表期間 | 2014年12月13日[2] - 2019年7月25日[3] |
巻数 | 全6巻 |
話数 | 全33話 |
ドラマ | |
原作 | 月子 |
監督 | 小沼雄一、八十島美也子、久万真路、岸田雅喜 |
脚本 | 岸本鮎佳、高橋名月、石川美香穂、小沼雄一、八十島美也子 |
音楽 | 鈴木俊介、田井千里 |
制作 | BSテレ東、ワンダーヴィレッジ、クープ(協力) |
製作 | 「バツコイ」製作委員会2024 |
放送局 | BSテレ東 |
放送期間 | 2024年10月20日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・テレビドラマ |
ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ |
あらすじ
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登場人物
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作風
編集本作のキャッチコピーは「登場人物(ほぼ)全員クズ」で、それが話題となった[5]。雨野裾によると「ロマンはないけれど、責任と自由のバランスを取りながら、楽しく活き活きと生きる女性のリアルな姿」が描かれている作品である[5]。
制作背景
編集構想など
編集「不倫バッシングが盛んではなかった」ころ、「不倫に巻き込まれてしまうとしたらいちばんタブー感が強い職業」とは何か考えた時に弁護士が浮かんだ[6]。弁護士は不倫のリスクを認識しているからこそ慎重になるはずであるが、「知らずに不倫し泥沼に落ちていく、しかも不本意にも恋に落ちてしまう悲喜劇を描こう」と思ったことが、本作を描いたきっかけである[6]。作者の月子は本作を「あらすじを読むと弁護士が不倫、妊娠、とパワーワードが溢れている感じ」であるが、「初恋への右往左往」のほか、「働く女性と友情、仕事と妊娠などのイベントの両立など」が描かれており、「いろいろな要素が詰まった作品」と話している[6]。
キャラクターについて
編集周囲にいる仕事が好きで恋愛にも積極的なOLやバリキャリといった女性の話を聞いて、月子は魅力的だと考えていた[6]。普段は「読者ターゲットを絞って描くことはない」が、本作においては「特に女性に読んでほしい」と考えて制作している[6]。
砂後谷にモデルはいない[6]。現実世界でもよくあるいい子がクズ男に惹かれる不可解なことと同様で、惹かれるクズを描いているのではなく、月子は砂後谷を「ただただ自己中心的で幼稚な男」として描いている[6]。
書誌情報
編集- 月子 『バツコイ』 講談社〈KCx〉、全6巻
- 2015年9月7日発売[7][講 1]、ISBN 978-4-06-380802-5
- 2016年9月7日発売[講 2]、ISBN 978-4-06-380877-3
- 2017年12月7日発売[講 3]、ISBN 978-4-06-510618-1
- 2018年9月7日発売[講 4]、ISBN 978-4-06-513031-5
- 2019年3月7日発売[講 5]、ISBN 978-4-06-515091-7
- 2019年9月6日発売[講 6]、ISBN 978-4-06-517056-4
テレビドラマ
編集バツコイ | |
---|---|
ジャンル |
連続ドラマ 深夜ドラマ |
原作 | 月子 |
脚本 |
岸本鮎佳 高橋名月 石川美香穂 小沼雄一 八十島美也子 |
監督 |
小沼雄一 八十島美也子 久万真路 岸田雅喜 |
出演者 |
高田里穂 渡部秀 井上想良 佐藤めぐみ 山口まゆ 高井真菜 ユン・ソンモ |
音楽 |
鈴木俊介 田井千里 |
オープニング | BPM「ワタシ、ナンテ、イイ女」 |
エンディング | GOOD BYE APRIL「Love Letter」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
田中智子(テレビ東京) 野口征吾(ワンダーヴィレッジ) 千村利光(ワンダーヴィレッジ) 鈴木伸明(クープ) |
制作プロデューサー |
田井モトヨシ(音楽) 【コンテンツ】 久保田渉(テレビ東京) 渡辺瑞希(テレビ東京) |
撮影監督 |
オカザキタカユキ (キアロスクーロ撮影事務所) |
編集 | 目見田健 |
制作 |
BSテレ東 ワンダーヴィレッジ クープ(協力) |
製作 | 「バツコイ」製作委員会2024 |
放送 | |
放送局 | BSテレ東 |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年10月20日 - |
放送時間 | 日曜 0:00 - 0:30 (土曜深夜) |
放送枠 | 真夜中ドラマ |
放送分 | 30分 |
公式サイト |
2024年10月20日(19日深夜)からBSテレ東の「真夜中ドラマ」枠で放送[1]。主演は高田里穂と渡部秀[1]。
キャスト
編集主要人物
編集- 美留町カホリ(みるまち かほり)〈28〉
- 演 - 高田里穂[1]
- オルキデア法律事務所の弁護士。特定の恋人は作らないが不倫はしないのがモットーの肉食系女子。既婚者であることを知らず、輝義と一夜の関係を持ってしまう。
- 砂後谷輝義(すなごや てるよし)
- 演 - 渡部秀[1]
- 高校教師。既婚。完璧な妻に完璧を求められて息が抜けず、離婚を考えている。ひょんなことで一夜を共にしてしまったカホリを好きになってしまう。自覚のない天然の女たらし。
カホリの関係者
編集- 酒匂レイ(さかわ れい)〈39〉
- 演 - 佐藤めぐみ[8]
- オルキデア法律事務所の先輩弁護士。欲しい物は自分で手に入れられるので、恋人は必要ないと考えている。
- 四十九院ヨーコ(しるしいん よーこ)〈26〉
- 演 - 山口まゆ[8]
- オルキデア法律事務所の弁護士。実家が厳しかったため男性経験がまったくない。
- 杏西ユミオ(きょうさい ゆみお)〈24〉
- 演 - 高井真菜[8]
- オルキデア法律事務所の経理・事務員。バイセクシャルで恋人とは程よい距離で過ごしたいと思っている。
輝義の関係者
編集- 砂後谷百合香
- 演 - 高橋ユキノ[9]
- 輝義の妻。
- 絹田莉帆
- 演 - 亀井理那[9]
- 輝義の同僚教師。独身で恋人もいない。
- 鮫島あいか
- 演 - 横野すみれ[9](第4話 - )
- 輝義が赴任先の大島で出会う地元の女性。サーファーで、夜は港にあるスナック&喫茶「初キス」でホステスをしている。
その他
編集ゲスト
編集- 第1話
- 第3話
-
- 校長先生
- 演 - 志水政計[12]
- 輝義が勤めている高校の校長。輝義に転勤を告げる。
- 郵便配達員
- 演 - 小山祥平
- カホリに内容証明郵便を配達する。
- 第4話
-
- 産婦人科医
- 演 - 青海衣央里[13]
- カホリがかかる産婦人科の医師。
- ナガヤマ親子
- 演 - 橋本美菜子、橋本蓮叶
- ユミオの友人。
- 黒服
- 演 - カズマ・スパーキング
- スナック&喫茶「初キス」の従業員。
スタッフ
編集- 原作 - 『バツコイ』月子(講談社「Kiss」所載)[1][8][9]
- 脚本 - 岸本鮎佳、高橋名月、石川美香穂、小沼雄一、八十島美也子[1][8][9]
- 監督 - 小沼雄一、八十島美也子、久万真路、岸田雅喜[1][8][9]
- 音楽プロデューサー - 田井モトヨシ
- オープニング主題歌 - .BPM「ワタシ、ナンテ、イイ女」[9][14]
- エンディング主題歌 - GOOD BYE APRIL「Love Letter」[9][14]
- プロデューサー - 田中智子(テレビ東京)、野口征吾(ワンダーヴィレッジ)、千村利光(ワンダーヴィレッジ)、鈴木伸明(クープ)[1][8][9]
- コンテンツプロデューサー - 久保田渉(テレビ東京)、渡辺瑞希(テレビ東京)[1][8][9]
- 制作 - BSテレ東、ワンダーヴィレッジ[1][8][9]
- 制作協力 - クープ[1][8][9]
- 製作著作 - 「バツコイ」製作委員会2024[1][8][9]
放送日程
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 10月20日 | 肉食弁護士×不倫クズ男 ハイテンションラブコメ開幕! | 岸本鮎佳 | 小沼雄一 |
第2話 | 10月27日 | クズ男既婚者と本気の恋!? 奔放弁護士が泥沼にハマっていく… | 石川美香穂 | 八十島美也子 |
第3話 | 11月 | 3日ついに不倫バレ! 離島赴任でまさかの遠距離不倫…!? | 高橋名月 | 小沼雄一 |
第4話 | 11月10日 | 水着美女の誘惑にクズ男が…! 涙の別れ!? |
放送局
編集放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [15] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2024年10月20日 - | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | BSテレ東 | 全国 | 製作局 |
日曜 0:55 - 1:25(土曜深夜) | テレビ大阪 | 大阪府 | ||
2024年10月24日 - | 木曜 2:35 - 3:05(水曜深夜) | テレビ東京 | 関東広域圏 |
BSテレ東・テレビ大阪 真夜中ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ドラマ 地球の歩き方
(2024年1月14日 - 3月31日)
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バツコイ
(2024年10月20日 - ) |
-
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BSテレ東 日曜 0:00 - 0:30 | ||
バツコイ
|
-
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テレビ大阪 日曜 0:55 - 1:25 | ||
まったり!赤胴鈴之助
(再放送) |
バツコイ
|
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|
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “月子が描く大人の泥沼ラブコメディ「バツコイ」ドラマ化 高田里穂&渡部秀が出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月13日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ a b “池辺葵「繕い裁つ人」5年の連載に幕、実写映画へのメッセージも”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年12月13日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ a b “ハツキス14号”. Kiss -読むと恋をする-講談社の女性漫画誌. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “ハツキスがリニューアル、6月発売号から電子&月刊化へ”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年4月13日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g “【恋愛クズ】キャラ全員が酷い! 泥沼不倫ラブコメ『バツコイ』設定秘話”. 講談社コミックプラス. 講談社 (2017年12月7日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ “月子の思春期コメディ「つるザラ」完結巻&新作「バツコイ」1巻、同時発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年9月7日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “ドラマ「バツコイ」江遠晃記役に井上想良 佐藤めぐみ、山口まゆ、高井真菜らも”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月21日). 2024年10月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “ドラマ「バツコイ」高田里穂と渡部秀が寄り添うメインビジュアル、追加キャストも発表”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年10月1日). 2024年10月2日閲覧。
- ^ ㈱ハリウッドラテ [@hollywoodlatte] (2024年10月18日). "「バツコイ」 1話にハリウッドラテ所属の 半田周平が出演します。". Instagramより2024年10月20日閲覧。
- ^ 久世 珠璃 Syuri Kuse [@syuri_kuse.official] (2024年10月19日). "ドラマ『バツコイ』の第1話に 少しながら出演させていただける事となりました". Instagramより2024年10月20日閲覧。
- ^ ドラマ公式サイト|ストーリー|第3話
- ^ バウムアンドクーヘン [@baum_and223] (2024年11月5日). "「#バツコイ 」第4&5話 #青海衣央里 が出演します。". X(旧Twitter)より2024年11月10日閲覧。
- ^ a b “ドラマ「バツコイ」OPテーマを.BPM、EDテーマをGOOD BYE APRILが担当”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年10月1日). 2024年10月2日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
講談社コミックプラス
編集以下の出典は講談社コミックプラス(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ^ “『バツコイ(1)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “『バツコイ(2)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “『バツコイ(3)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “『バツコイ(4)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “『バツコイ(5)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “『バツコイ(6)』(月子)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年10月6日閲覧。