バイバイン (文字)

ブラーフミー文字を先祖に持つ文字

バイバイン(アリバタ)ブラーフミー文字を先祖に持つ文字。過去のフィリピンタガログ語など様々な言語を表記するために使われていた。

バイバイン(アリバタ)
類型: アブギダ
言語: イロカノ語パンパンガ語パンガシナン語タガログ語ビコール語ヴィサヤ諸語
その他フィリピンの言語
時期: 1300年-20世紀、21世紀
親の文字体系:
姉妹の文字体系: バリ文字バタク文字ブヒド文字ハヌノオ文字ジャワ文字ロンタラ文字古スンダ文字ルジャン文字タグバンワ文字
Unicode範囲: U+1700–U+171F
ISO 15924 コード: Tglg
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
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1593年に出版された『Doctrina Christiana』(フィリピン最古の出版物)に見えるバイバイン文字で書かれたタガログ語主の祈り

表記法

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伝統的な文字配列。赤が母音字、黄色が母音記号、緑が子音字

文字体系としてはアブギダに属し、文章は左から右、上から下の順番で書いていく。バイバイン[1]には母音を表す母音字、子音字の母音を変化させる母音記号、子音+母音 a の音を表す子音字がある。

bi, be など、特定の子音に a 以外の母音が伴う音を表記したい場合、ba ( ) を表す子音字に i, e を表す母音記号を付加し、ba の a の母音を i, e に変化させることで bi, be ( ) の音を表すことが出来る。

子音のみの音を表記したい場合もそれと同じで、ba を表す子音字に母音打消し記号を付加させる事で、b ( ) の音を表すことが出来る。

bia 等、“子音+二重母音”を表す場合は、ba に i と a の両方の母音記号を付加させるのではなく、ba に i の母音記号を付加し、その後ろに a の母音字を加える。(  )

Unicode収録

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Unicode 3.2 にて以下の文字が収録された。

U+ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
1700
1710  ᜒ  ᜓ  ᜔

脚注

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  1. ^ タガログ語の発音ではバイバイインが原音に忠実な表記で最後の母音である "i" にストレスが来る。

外部リンク

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バイバインフォントのダウンロード

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