ハースト・タワー
ハースト・タワー (Hearst Tower) は、アメリカ合衆国・ニューヨーク市のマンハッタンにある超高層ビルである。2006年に完成し、ニューヨーク市における21世紀最初のランドマークビルである。
The Hearst Tower | |
---|---|
Hearst Tower(2006年撮影) | |
概要 | |
用途 | オフィスビル |
所在地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区西57丁目300号 |
座標 | 北緯40度46分00秒 西経73度59分00秒 / 北緯40.766538度 西経73.983452度座標: 北緯40度46分00秒 西経73度59分00秒 / 北緯40.766538度 西経73.983452度 |
着工 | 2003年4月30日 |
完成 | 2006年 |
開業 | 2006年 |
建設費 | $5億($6250/執務スペース sq.m.)[1] |
高さ | |
屋上 | 182 m (597 ft) |
技術的詳細 | |
階数 | 46 |
床面積 | 80,000平方メートル (861,100 sq ft) |
設計・建設 | |
建築家 |
Foster + Partners en:Gensler en:Adamson Associates Architects |
構造技術者 | WSP Cantor Seinuk |
概要
編集8番街・57丁目に位置し、コロンバスサークルに近い。ハースト・コーポレーションの本社ビルで、コスモポリタン、エスクァイア、サンフランシスコ・クロニクルなどハースト社の傘下のメディアが入居している。
最初のハースト社の本社は、創業者のウィリアム・ランドルフ・ハーストの元で、1928年に6階建てで完成した。このビルは1988年にニューヨークの歴史的建造物保存委員会によりランドマークとして認定され、その旧本社ビルのファサードを保存した上で、新しい本社ビルが建設された。新本社の設計は、ノーマン・フォスターで、高さは182m、46階建てである。ニューヨーク市初の「グリーンオフィスビル」として認定され、環境持続性におけるパイオニア的建築物でもある。
ビルの正面バルコニーには高さ3mの寓話的な彫像が12体縦溝彫りの柱に施された。悲劇、喜劇、音楽、美術、科学、印刷などを象徴するこの12体のランドマーク彫刻の修復プロジェクトは、日本人彫刻家の吉野美奈子が一人で完成させた。[2]
受賞
編集ギャラリー
編集-
ハーストタワー・バルコニーのランドマーク彫刻
-
ハーストタワー・バルコニーのランドマーク彫刻
-
"Cafe 57"から見たビルのインテリア
-
ビルのファサードの近景
-
別の角度から見たタワー
関連項目
編集参考文献
編集- 脚注
- 文献
- Stichweh, Dirk. New York Skyscrapers. Prestel Publishing, Munich 2009, ISBN 3-7913-4054-9
- 映像
- Up to the Sky: Hearst Tower, New York. Documentary by Sabine Pollmeier and Joachim Haupt. 2009
外部リンク
編集- The Hearst Tower: a case study on Constructalia
- Hearst Tower on Emporis
- Hearst Magazine Tower - Structurae
- in-Arch.net: The Hearst Magazine Building background
- New York Architect Images
- Model of the Hearst Tower for Google Sketchup and Google Earth
- Luxis Hearst Tower New York, NY
- Hearst Tower in New York City Structural detail and images.
- Hearst Tower Documentary produced by Treasures of New York