ハンブルトニアン (競走馬)
競走馬
ハンブルトニアン(Hambletonian、1792年 - 1818年)は、18世紀末に活躍したイギリスの競走馬である。父の父はかのエクリプス、牝系はのちに1号族と呼ばれる名牝系に属し、母の父は大種牡馬ハイフライヤー、母の母の父もマッチェムという良血であった。
ハンブルトニアン | |
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ジョージ・スタブによる絵画(1800年) | |
欧字表記 | Hambletonian |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1792年 |
死没 | 1818年3月28日 |
父 | キングファーガス |
母 | ハイフライヤーメア |
生国 | イギリス |
生産者 | ジョージ・ユッチンソン |
馬主 | チャールズ・ターナー |
調教師 | ジョージ・ユッチンソン |
競走成績 | |
生涯成績 | 17戦16勝(諸説あり) |
名前はノース・ヨークシャー州にある地名(ハンブルトン)から来ている。なお、19世紀のアメリカ合衆国に同名(ハンブルトニアン10)のスタンダードブレッドがいるが、由来は同じ地名であり、ハンブルトニアンの活躍をふまえたうえで名付けられたという。
戦績
編集競走成績は17戦16勝(19戦18勝とも)。唯一の敗戦は逸走(コースを区切る綱を飛び越した)による失格のみで、セントレジャーステークスやドンカスターカップを楽勝し、18世紀末期の最強馬とされている。1799年の3月25日にニューマーケットで行われたダイアモンドとのマッチレースでは3000ギニーもの巨額が賭けられ、この競走でも圧勝した。また、同父で1世代上のセントレジャーステークス優勝馬ベニングブローとも何度か対戦しているがすべて圧勝している。
種牡馬としては低調に終わったが、下級戦のみ6勝のホワイトロックが直系を繋げる事に成功し、子孫にセントサイモンを生み出した。
年度別競走成績
編集- 1794年(1戦1勝)
- 1795年(4戦4勝)セントレジャーステークス、ドンカスターカップ
- 1796年(6戦5勝1失格)ドンカスターカップ、パトリオットに対する1000ギニーのマッチ、ニューマーケットゴールドカップ
- 1797年(4戦4勝)ドンカスターステークス
- 1799年(1戦1勝)ダイアモンドに対する3000ギニーのマッチ
- 1800年(1戦1勝)
主な産駒
編集- Anticipation(1816,1819年アスコットゴールドカップ)
- Camerton(グッドウッドカップ)
- Camillus(ドンカスターカップ)
- Whitelock(後継種牡馬ブラックロックを残した以外にほとんど功績なし)
血統表
編集ハンブルトニアンの血統(キングファーガス系(エクリプス系) / Tartar4×4=12.5% Regulus4×5=9.38% Crab4×5=9.38% Partner5×5.5=9.38% Godolphin Arabian5×5.5=9.38%) |
(血統表の出典) | |||
父 King Fergus 1775 栗毛 |
父の父 Eclipse1764 栗毛 |
Marske | Squirt | |
Blacklegs Mare | ||||
Spilletta | Regulus | |||
Mother Western | ||||
父の母 Creeping Polly1756 栗毛 |
Othello | Crab | ||
Miss Slamerkin | ||||
Fanny | Tartar | |||
Starling Mare | ||||
母 Highflyer Mare 1782 |
Highflyer 1774 鹿毛 |
Herod | Tartar | |
Cypron | ||||
Rachel | Blank | |||
Regulus Mare | ||||
母の母 Monimia1771 芦毛 |
Matchem | Cade | ||
Partner Mare | ||||
Alcides Mare | Alcides | |||
Crab Mare F-No.1 |