ハンコ半島
フィンランド本土の最南端にある半島
ハンコ半島(ハンコはんとう、英語: Hanko Penisula、フィンランド語: Hankoniemi、スウェーデン語: Hangö udd)は、フィンランド本土の最南端にある半島である。ハンコ半島にはハンコの町がある。エストニア本土の最北西部とハンコ半島とを結ぶ線が、バルト海とフィンランド湾の厳密な境界である。大北方戦争におけるハンゲの海戦(Battle of Gangut)は、ハンコ半島沖で行なわれた(「Gangut」はスウェーデン語の「Hangö udd」の音訳である)。
ハンコ半島 | |
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座標 | 北緯59度50分00秒 東経23度05分00秒 / 北緯59.83333度 東経23.08333度座標: 北緯59度50分00秒 東経23度05分00秒 / 北緯59.83333度 東経23.08333度 |
所在海域 | フィンランド湾 バルト海 |
所属大陸・島 | ユーラシア大陸 |
所属国・地域 | フィンランド |
ハンコ半島およびタンミサーリ一帯の群島、浅湾、汽水域などには海岸ラグーン、バルト海岸草地、フェノスカンジアの落葉性の沼地林などのタイプの湿地がある。カモおよびオニアジサシなどの渉禽類の生息地として、2004年にラムサール条約登録地となった[1]。
ハンコ半島は、戦争で重要な役割を果たしてきた。例えば、ロシア帝国が首都サンクトペテルブルクを守るための要塞のピョートル大帝海軍要塞がここにあった(フィンランド大公国)。フィンランド内戦では、1918年4月にドイツ軍部隊が上陸した。冬戦争後の講和条約ではフィンランドが大幅に譲歩させられ、ソビエトがハンコ海軍基地として30年間租借することになった。しかし、継続戦争の間に25,000人のソビエト軍兵士が撤退し、1941年12月にフィンランドが取り戻した。
脚注
編集- ^ “Bird Wetlands of Hanko and Tammisaari | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2005年1月1日). 2023年4月4日閲覧。