ハル・デイヴィス
ハル・デイヴィス(Hal Davis)ことハロルド・エドワード・デイヴィス(Harold Edward Davis、1933年2月8日~1998年11月18日)、アフリカ系アメリカ人の作曲家、レコード・プロデューサー。
概略
編集ジャクソン5
編集ジャクソン5のモータウン時代(1968年~1975年)の後期作品で知られる。 ジャクソン5の『アイル・ビー・ゼア』(1970)や 『ダンシング・マシーン』(1974)、Eddie Kendricksの『Can I』などを共作・制作した。
1971年、ジャクソン5の7枚目のシングル『さよならは言わないで』("Never Can Say Goodbye")(Clifton Davis作曲)を制作した際には社長ベリー・ゴーディーに「大人っぽすぎるからマイケルに合ってへんやないか!こんなもん売れるかあボケエ!!」と言われたが、必死で喰らいつき、ようやく発売されて結局大ヒットした[1]。
なお、同曲にはアイザック・ヘイズ、海外ドラマ『Glee/グリー』サウンドトラックなど無数のカバー・バージョンがある。
その他
編集モータウン時代のベット・ミドラーの1975年のアルバムを制作したがお蔵入りとなる。
ボビー·テイラー&Vancouvers、シュープリームス、グラディス・ナイト&ピップス、ブレンダ·ホロウェイ、テルマ・ヒューストン、ジョイ・ホールデン、フローレンス・バラード、メアリー·ウィルソン、ジュニア·ウォーカー、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ,少年期のスティーヴィー・ワンダー,フォー・トップス, ミラクルズなどの曲も制作した。
モータウンで30年近く勤め、モータウンの西海岸(ロサンゼルス)事務所モーウェスト(Mowest)をマーク・ゴードンとともに1960年代末に開いた。
元々は、自身のレーベルで"Do The Del Viking"(Patrice Holloway)、"Moment to Remember"( Jenell Hawkins)などのローカル・ヒットを放っていた。[2]
参照
編集- ^ 三枚組CD『ベスト・オブ・マイケル・ジャクソン&ジャクソン5』のライナー(泉山真奈美氏著)
- ^ http://www.allmusic.com/search/all/never%20can%20say%20goobye |all music