ハリウッド・ビー・ザイ・ネイム
ドクター・ジョンのアルバム
『ハリウッド・ビー・ザイ・ネイム [注釈 1]』(Hollywood Be Thy Name)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ドクター・ジョンが1975年に発表したライブ・アルバム。
『ハリウッド・ビー・ザイ・ネイム』 | ||||
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ドクター・ジョン の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロサンゼルス ウィリー・パープルズ・ナイトクラブ、チェロキー・レコーディング・スタジオ[1] | |||
ジャンル | R&B | |||
時間 | ||||
レーベル | ユナイテッド・アーティスツ・レコード | |||
プロデュース | ボブ・エズリン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ドクター・ジョン アルバム 年表 | ||||
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背景
編集長年所属していたアトコ・レコードを離れ、ユナイテッド・アーティスツ・レコードに移籍して発表された[2]。クレジットの記載によれば、「ウィリー・パープルズ・ナイトクラブ」におけるライブ録音と、チェロキー・レコーディング・スタジオにおける録音が混在した内容だが、実際にはプロデューサーのボブ・エズリンが、スタジオ録音に歓声を被せた疑似ライブ盤という説もある[3]。本作のためのセッションには、当時ロサンゼルスに移住したばかりのトミー・ボーリンも参加したが、最終的にはボーリンの演奏は収録されず、他のギタリストに差し替えられた[4]。
反響・評価
編集セールス的には成功を収められず、『ザ・サン、ムーン&ハーブス』(1971年)以降のアルバムとしては初めて、Billboard 200入りを逃す結果となった[5]。アル・キャンベルはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け、全体像に関して「生々しいニューオーリンズの魂と安酒場のピアノを合わせ持つ、楽しめる作品」と好意的に評価する一方、タイトル曲に関しては「唯一の場違いな曲」「安っぽいディスコ・ビートを備えた曲で、言うまでもなくドクター・ジョンに似合わない」と評している[6]。
収録曲
編集特記なき楽曲はドクター・ジョン作。
- ニュー・アイランド・ソイリー - "New Island Soiree" - 3:13
- レゲエ・ドクター - "Reggae Doctor" - 3:19
- ザ・ウェイ・ユー・ドゥ・ザ・シングス・ユー・ドゥ - "The Way You Do the Things You Do" (Robert Rogers, William Robinson) - 3:46
- スワニー・リヴァー・ブギー - "Swanee River Boogie" - 2:51
- イエスタデイ - "Yesterday" (John Lennon, Paul McCartney) - 5:21
- バビロン - "Babylon" (Dr. John, Bob Ezrin) - 6:11
- バック・バイ・ザ・リヴァー - "Back by the River" (Bill Quateman) - 4:01
- メドレー:イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー〜ブルー・スカイ〜ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン - "Medley" - 5:32
- "It's All Right with Me" (Cole Porter)
- "Blue Skies" (Irving Berlin)
- "Will the Circle Be Unbroken" (A.P. Carter)
- ハリウッド・ビー・ザイ・ネイム - "Hollywood Be Thy Name" - 3:16
- アイ・ウォナ・ロック - "I Wanna Rock" (John Marascalco, Robert Blackwell, Roy Montrell) - 3:15
参加ミュージシャン
編集- ドクター・ジョン - ボーカル、キーボード
- スティーヴ・ハンター - ギター
- アルヴィン・ビショップ・ロビンソン - ボーカル(on "It's All Right with Me")、ギター、パーカッション
- ロニー・バロン - ボーカル(on "Will the Circle Be Unbroken")、オルガン
- ケニー・アッシャー - チェンバリン
- ボブ・エズリン - オンディオリン
- ジュリアス・ファーマー - エレクトリックベース
- ジョン・ブードロー - ドラムス
- ジョニー・"ビー"・バダニェック - ドラムス
- トミー・ヴィグ - パーカッション
- ボビー・トレス - コンガ
- アーニー・ワッツ - テナー・サクソフォーン
- クリフォード・ソロモン - テナー・サクソフォーン
- リロイ・クーパー - バリトン・サクソフォーン
- ウォーレン・ルーニング - トランペット
- チョーンシー・ウェルシュ - トロンボーン
- ザ・クレオレッツ(タミー・リン、ロビー・モンゴメリー、ヴェネッタ・フィールド) - ボーカル
脚注
編集注釈
編集- ^ 2000年再発CD (VSCD-2821)の帯に準拠。日本初回盤LP (LLS-80422)の邦題は『ハリウッドのドクター・ジョン!』、1978年再発LP (GP-586)の邦題は『ハリウッドのドクター・ジョン』だった。
出典
編集- ^ オリジナルLPインナー・スリーヴのクレジットに準拠。
- ^ Deming, Mark. “D. John Biography, Songs & Albums”. AllMusic. 2023年12月3日閲覧。
- ^ Lifton, Dave (2019年6月14日). “50 Widely Diverse Covers of the Beatles' 'Yesterday'”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2023年12月3日閲覧。
- ^ Robinson, Simon. “The Tommy Bolin Story”. The Highway Star. 2023年12月3日閲覧。
- ^ “Dr. John - Awards”. AllMusic. 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。
- ^ Campbell, Al. “Dr. John - Hollywood Be Thy Name Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年12月3日閲覧。