ハファエル・カバウカンチ
ハファエル・カバウカンチ(Rafael Cavalcante、1981年1月11日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。サンパウロ州イーリャ・ソルテイラ出身。チーム・ノゲイラ/X-GYM所属。元Strikeforce世界ライトヘビー級王者。ハファエル・フェイジャオンとも表記される。
基本情報 | |
---|---|
本名 |
ハファエウ・カヴァウカンチ (Rafael Cavalcante) |
通称 | フェイジャオン (Feijão) |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1981年1月11日(43歳) |
出身地 | サンパウロ州イーリャ・ソルテイラ |
所属 |
ブラック・ハウス →チーム・ノゲイラ/X-GYM |
身長 | 185cm |
体重 | 93kg |
リーチ | 188cm |
階級 | ライトヘビー級 |
バックボーン | ブラジリアン柔術、ボクシング |
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、アンデウソン・シウバらとトレーニングを行なっている[1]。柔術がベースであり黒帯を取得しているものの、打撃技を中心に試合を組み立てている[1]。
来歴
編集10歳の時にサンパウロのマルコ・バルボーザの下でブラジリアン柔術を始めた。大学在学中にアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに誘われ、リオデジャネイロでトレーニングを行なうようになった[1]。
2006年2月10日、ブラジルでプロ総合格闘技デビュー。
2007年2月23日、初参戦となったIFLでデヴィン・コールと対戦し、TKO勝ちを収めた。
2007年6月16日、IFLでマーシオ・"ペジパーノ"・クルーズと対戦し、反則となるキックを繰り出し失格負けとなった。
2008年2月16日、初参戦となったEliteXCでジョン・ドイルと対戦し、KO勝ち。EliteXCでは3連続KO勝ちを記録した。
Strikeforce
編集2009年6月6日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Lawler vs. Shieldsでマイク・カイルと対戦し、TKO負けを喫した。当初はジャレッド・ハマンと対戦予定であったが、対戦相手が変更となった[2]。11月20日、Strikeforce Challengers 5でアーロン・ロサと対戦し、右膝蹴りでダウンを奪ったところにパウンドで追撃しTKO勝ちを収めた[3]。
2010年5月15日、Strikeforce: Heavy Artilleryでアントウェイン・ブリットと対戦し、スタンドパンチ連打によるKO勝ちを収めた[4]。
2010年8月21日、Strikeforce: HoustonでStrikeforce世界ライトヘビー級王者キング・モーに挑戦し、肘打ち連打でTKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2011年3月5日、Strikeforce: Feijao vs. Hendersonで行なわれたStrikeforce世界ライトヘビー級タイトルマッチでダン・ヘンダーソンの挑戦を受け、右ストレートでダウンを奪われたところにパウンドで追撃されTKO負けとなり王座から陥落した[6]。
2011年9月10日、Strikeforce: Barnett vs. Kharitonovでヨエル・ロメロと対戦し、パウンドでKO勝ち[7]。
2012年5月19日、Strikeforce: Barnett vs. Cormierでマイク・カイルと再戦し、開始33秒でギロチンチョークで一本勝ちを収めるも、試合後の薬物検査でスタノゾロールの陽性反応が検出されたため、カリフォルニア州アスレチック・コミッションから1年間の出場停止処分を受け、試合結果もノーコンテストに変更された。
UFC
編集2013年6月8日、UFC初参戦となったUFC on Fuel TV 10でチアゴ・シウバと対戦し、KO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2014年6月14日、UFC 174ではライトヘビー級ランキング9位のライアン・ベイダーと対戦。双方に決定打を欠いたものの、ポジショニングで劣勢となり判定負け。
2015年8月1日、UFC 190でライトヘビー級14位のパトリック・カミンズと対戦し、TKO負け。
2016年2月6日、UFC Fight Night: Hendricks vs. Thompsonでライトヘビー級ランキング6位のオヴィンス・サンプルーと対戦し、判定負け。3連敗となりUFCからリリースされた。
戦績
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
21 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
13 勝 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
7 敗 | 4 | 0 | 2 | 1 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ダン・コネッケ | 1R 4:10 TKO(パンチ連打) | World Fight Tour 7: Road to Bellator | 2017年7月1日 |
× | オヴィンス・サンプルー | 5分3R終了 判定0-3 | UFC Fight Night: Hendricks vs. Thompson | 2016年2月6日 |
× | パトリック・カミンズ | 3R 0:45 TKO(グラウンドの肘打ち) | UFC 190: Rousey vs. Correia | 2015年8月1日 |
× | ライアン・ベイダー | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 174: Johnson vs. Bagautinov | 2014年6月14日 |
○ | イゴール・ポクラヤッチ | 1R 1:18 TKO(スタンドパンチ連打) | UFC Fight Night: Belfort vs. Henderson | 2013年11月9日 |
× | チアゴ・シウバ | 1R 4:29 KO(スタンドパンチ連打) | UFC on Fuel TV 10: Nogueira vs. Werdum | 2013年6月8日 |
- | マイク・カイル | ノーコンテスト(薬物検査失格) | Strikeforce: Barnett vs. Cormier | 2012年5月19日 |
○ | ヨエル・ロメロ | 2R 4:51 KO(膝蹴り→パウンド) | Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov | 2011年9月10日 |
× | ダン・ヘンダーソン | 3R 0:50 TKO(右ストレート→パウンド) | Strikeforce: Feijao vs. Henderson 【Strikeforce世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2011年3月5日 |
○ | キング・モー | 3R 1:14 TKO(肘打ち連打) | Strikeforce: Houston 【Strikeforce世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2010年8月21日 |
○ | アントウェイン・ブリット | 1R 3:45 KO(スタンドパンチ連打) | Strikeforce: Heavy Artillery | 2010年5月15日 |
○ | アーロン・ロサ | 2R 3:25 TKO(右膝蹴り→パウンド) | Strikeforce Challengers 5 | 2009年11月20日 |
× | マイク・カイル | 2R 4:05 TKO(パンチ連打) | Strikeforce: Lawler vs. Shields | 2009年6月6日 |
○ | トラビス・ガルブレイス | 1R 3:01 TKO(膝蹴り連打) | EliteXC: Unfinished Business | 2008年7月26日 |
○ | ウェイン・コール | 1R 1:47 TKO(膝蹴り&パンチ連打) | EliteXC: Return of the King | 2008年6月14日 |
○ | ジョン・ドイル | 1R 2:17 KO(ボディへの膝蹴り) | EliteXC: Street Certified | 2008年2月16日 |
× | マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズ | 3R 3:42 失格 | IFL: Las Vegas | 2007年6月16日 |
○ | デヴィン・コール | 2R 0:26 TKO(パンチ連打) | IFL: Atlanta | 2007年2月23日 |
○ | フーベンス・マキュラ | 1R 2:30 ギブアップ(パンチ連打) | Minotauro Fights 5 | 2006年12月9日 |
○ | ミオドラグ・ペトコヴィチ | 2R 1:37 TKO(膝蹴り&パンチ連打) | WFC: Europe vs. Brazil | 2006年5月20日 |
○ | エドゥアルド・マイオリノ | 1R 4:13 TKO(パンチ連打) | Pantanal Combat | 2006年2月10日 |
獲得タイトル
編集- 第5代Strikeforce世界ライトヘビー級王座(2010年)
表彰
編集脚注
編集- ^ a b c 【Strikeforece】ダン・ヘン戦へ、フェイジャォンの意気込み MMAPLANET 2011年3月1日
- ^ 【Strikeforce】ローラー×シールズ、問題なく計量パス MMAPLANET 2009年6月6日
- ^ 【SHOMMA】フェイジャォン、ブーイング帳消しのTKO勝ち MMAPLANET 2009年11月21日
- ^ 【Strikeforce】フェイジャォン、ブリッツから豪快KO勝利 MMAPLANET 2010年5月16日
- ^ 【Strikeforce】フェイジャォンが王座奪取 「夢が実現した」 MMAPLANET 2010年8月22日
- ^ 【Strikeforce】ダン・ヘンがライトヘビー級王者に!! MMAPLANET 2011年3月6日
- ^ 【Strikeforce】フェイジャオンが五輪銀メダリストを料理 MMAPLANET 2011年9月11日
関連項目
編集外部リンク
編集前王者 キング・モー |
第5代Strikeforce世界ライトヘビー級王者 2010年8月21日 - 2011年3月5日 |
次王者 ダン・ヘンダーソン |