ハナ (マウイ島)
ハナ(英語: Hana, Maui Island)はアメリカ合衆国ハワイ州マウイ島の東端にある村で、マウイ島のキヘイなどの中心地から最も遠い所である。ハワイ王朝のカアフマヌ女王の誕生地、初めて大西洋を飛行機で無着陸横断したチャールズ・リンドバーグの終焉地としても知られている。
歴史
編集500~800年ごろ、ハワイ先住民がマウイ島にも来たとされていて、15世紀にはピイラニ・ヘイアウ(Pi’i-lani Heiau)も作られた。[1] [2]
ハナでは、最初のサトウキビ農園が1849年に開かれている。1883年までには6つのサトウキビ農園があったが、1946年にはサトウキビ農園はすべて閉鎖されて、農園労働者は島の西方面へ移動した。同年に、カウイキ・イン(Ka-'uiki Inn)が開業してハナでも旅行業がスタート、これはその後現在のホテル・トラヴァアサ・ハナ(Hotel Travaasa - Hana)となっている。
1926年には、曲りくねって素晴らしい眺めのハナ・ハイウェイ(Hana Highway)が開通し、石ころ道であったが、初めて車でハナへ来れるようになった。[3] 20世紀初頭には、ハナの人口がこれまで最高の3,500人に達した。2010年の人口調査では、ハナの人口は1,235人で、所帯数は390、家族数は252であった。
ハナには、ハナ高校・小学校(Hana High and Elementary School)ができている。
地理と気候
編集ハナは北緯20度46分12秒 西経155度59分39秒 / 北緯20.77000度 西経155.99417度座標: 北緯20度46分12秒 西経155度59分39秒 / 北緯20.77000度 西経155.99417度に位置してる。マウイ島東部のハレアカラ山の東の麓にある。「ハナ国勢調査指定地域」になっていて、 それによると11.7平方マイル(30.3平方キロメートル)、その内10.5平方マイル(27.3平方キロメートル)は地面で、1.2平方マイル(3.0平方キロメートル、9.77%)は水面である。
気候的には、ハナは暑く、多雨で、廻りは熱帯雨林である。
交通
編集ハナ空港(Hana Airport)へはハワイ島、カフルイ、オアフ島から定期便がある。全面舗装のハナ・ハイウェイ(Hana Highway)があり、曲りくねったすばらしい眺めの道路である。これが開通するまでは、空路または海路に寄った。
名所
編集- ピラニ・ヘイアウ(Piʻilanihale Heiau) - ハワイで最大のヘイアウといわれている
- カハヌ園(Kahanu Garden)
- カイア牧場熱帯植物園(Kaia Ranch Tropical Botanical Gardens)
- ハモア・ビーチ(Hamoa Beach)
- ハナ・ビーチ・パーク(Hana Beach Park)
- ハナ野球場(Hana Ball Park)
- パイロア湾(Pailoa Bay)
- ワイアナパナパ州立公園(Wai'anapanapa State Park)
- ハセガワよろず屋(Hasegawa General Store)
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ハナ・ビーチ・パーク
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サトウキビ農園への水路の遺構
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マウイ島ハナの海岸(チャールズ・ウィリアム・バートレット画)
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ハセガワよろず屋
ハナに関連した有名人
編集- カアフマヌ女王 - ハナ近くの洞窟でで生まれたといわれている
- チャールズ・リンドバーグ - 晩年はハナに住んで、ここで亡くなった
- パット・ベネター - 女性歌手