ハウワーム
ハウワーム(欧字名:Hawwaam、2015年9月6日 - )は、南アフリカ共和国で活躍する競走馬である。主な勝ち鞍に2019年サウスアフリカンクラシック、チャンピオンズチャレンジ。
ハウワーム | |
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欧字表記 | Hawwaam |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2015年9月6日 |
父 | Silvano |
母 | Halfway To Heaven |
生国 | 南アフリカ共和国 |
生産者 | Wilgerbosdrift & Mauritzfontein |
馬主 | Hamdan Al Maktoum[1] |
調教師 | Mike De Kock |
競走成績 | |
生涯成績 | 5戦4勝 |
戦績
編集3歳(2018/19シーズン)
編集2018年11月3日、ターフフォンテン競馬場で行われた芝1400メートルのメイドン戦でランドール・サイモンズ騎手を背にデビューし、2着に1馬身つけデビュー勝ちを収めた。2戦目のG2ディンガーンスステークスからはギャビン・レリーナ騎手とのコンビを結成。直線内から馬群を捌き、2着馬に3馬身つけ2戦目で重賞初制覇を飾った。
年が明け2019年、3戦目のトニーラッフェルステークス(G3)でも外から末脚を使い内で粘るインイグゾースティブルとの競り合いを制し3戦無敗で重賞連勝を達成した[2]。4戦目のG2ハウテンギニーズではイーブンと圧倒的人気に推されたものの、ナショナルパークを捉えられず2着。初の黒星となった。そして3月の大一番サウスアフリカンクラシック(G1)では初めての1800メートルでの競馬となったが直線内から進出し前走で自身を負かしたナショナルパークとの競り合いに持ち込むとそこから一気に突き放し、2着のバラヒンに5馬身差をつける圧勝。3着にはナショナルパークが入り、前走のリベンジを達成したと共に最高のパフォーマンスでG1初制覇を成し遂げた[3][4]。続くG1チャンピオンズチャレンジでも2着のカスカペディアに4馬身つける快勝を見せG1連勝となった。
さらにデイリーニューズ2000も制し、G1レース3連勝と絶対王者ぶりを遺憾なく発揮してきたハウワームは南アフリカ最大のレースであるダーバンジュライに出走する。前年覇者のドゥーイットアゲインを始めそうそうたるメンバーが揃った1戦でもハウワームは圧倒的な支持に推された。しかし発走直前、ゲート付近で外傷を負ってしまい、無念の競走除外となってしまった。
4歳(2019/20シーズン)
編集この節の加筆が望まれています。 |
エピソード
編集ハウワームがデビューを迎えた11月3日、ターフフォンテン競馬場では南アフリカ競馬史上初となる「鞭を使わないレース」が試験的に行われ、第1回目の鞭のレースを制した馬こそハウワームである。レース後デコック師は「これは素晴らしいイニシアティブです。このレースからいくつか良い発見がありました。ともかく、鞭使用ルールは見直されるべきです。騎手は鞭がないほうがうまく騎乗します。彼らの多くは、鞭を持っているときよりも鞭なしで騎乗しているときのほうが勝てます」と語り、ハウワームについては「厩舎でハウワームに鞭を使ったことがないので、レースであえて鞭を使う意味はありません。サイモンズ騎手が鞭を持っていたら、ハウワームが内側によれたときに鞭を入れていたでしょう。そうするとハウワームは余計にまずい方向に動き、ランドールは持ち手を変えてさらに鞭を入れていたことでしょう」と評した[5][6]。
血統表
編集ハウワームの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ニジンスキー系 |
[§ 2] | ||
父 Silvano 1996 |
父の父 Lomitas1988 |
Niniski | Nijinsky | |
Virginia Hills | ||||
La Colorada | Surumu | |||
La Dorada | ||||
父の母 Spirit of Eagles1986 |
Beau's Eagle | Golden Eagle | ||
Beaufield | ||||
Big Spirit | Big Spruce | |||
Beautiful Spirit | ||||
母 Halfway To Heaven 2007 |
Jet Master 1994 |
Rakeen | Northern Dancer | |
Glorious Song | ||||
Jet Lightning | Rollins | |||
Jolly Laughter | ||||
母の母 Pas De Basque1999 |
Rambo Dancer | Northern Dancer | ||
Fair Arabella | ||||
Our Elegant Girl | Our Casey's Boy | |||
So Elegant | ||||
母系(F-No.) | 1号族(FN:1-m) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5x4x4 | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集- ^ “【世界の馬主紹介 Vol.9】ハムダン殿下”. JRA-VAN ver.World (2019年1月30日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “Hawwaam - But Close!” (英語). Sporting Post (2019年1月7日). 2019年4月9日閲覧。
- ^ “This is the real Hawwaam” (英語). 2019年4月9日閲覧。
- ^ “Between Hawwaam, the world”. mikedekockracing.com. 2019年4月9日閲覧。
- ^ “南アフリカ、鞭なしのレースを試験的に施行(南アフリカ)[開催・運営] - 海外競馬ニュース - 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (JAIRS)”. jairs-cs2.coresoft-net.co.jp. 2019年4月9日閲覧。
- ^ “No whip, no sweat, Hawwaam” (英語). 2019年4月9日閲覧。
- ^ a b c d “Hawwaamの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b c “Hawwaam Horse Pedigree”. www.pedigreequery.com. 2022年5月17日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post