ハインリヒ・ズーターマイスター
ハインリヒ・ズーターマイスター(Heinrich Sutermeister、1910年8月12日 - 1995年3月16日)は、スイスの作曲家。
民俗学者オットー・ズーターマイスターの孫であり、医師・作家のハンス・マーティン・ズーターマイスターは兄。
生涯
編集フォイヤーターレン出身。1930年代初頭にミュンヘンでカール・オルフに学び、大きな影響を受けた。1930年代半ばにスイスに戻り、作曲家としての生活を送るようになった。
もっとも有名な作品はカール・ベームの指揮で初演された『ロミオとジュリエット』である。他に『黒蜘蛛』などのラジオオペラやテレビ音楽などがある。
作品
編集- ラジオオペラ『黒蜘蛛』(1936)
- オペラ『ロミオとジュリエット』(1940)
- ピアノ協奏曲第1番(1943)
- オペラ『ラスコルニコフ』(1948)
- ピアノ協奏曲第2番(1953)
- レクイエム(1953)
- チェロ協奏曲第1番(1954-55)
- ピアノ協奏曲第3番(1961-62)
- オペラ『ボヴァリー夫人』(1967)
- チェロ協奏曲第2番(1971)
- クラリネット協奏曲(1975-76)
- クラリネットのための奇想曲 (1946-1947)
文献
編集- Warrack, John and West, Ewan (1992), The Oxford Dictionary of Opera, 782 pages, ISBN 0-19-869164-5