ハイデルベルク・マテリアルズ
ドイツのセメントメーカー
(ハイデルベルグセメントから転送)
ハイデルベルク・マテリアルズ(独: Heidelberg Materials AG、FWB: HEI)は、ドイツに本社を置くセメント会社である。セメントメーカーとしては世界第4位(2021)。ホルシム、セメックスなどと並び、セメントメジャーの一角に挙げられる。2022年現在、ヨーロッパ、アジア、北米、アフリカなどの50カ国以上で事業を行っており、年間セメント生産量は約2億トンに上る。
ハイデルベルクの本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | FWB: HEI |
本社所在地 |
ドイツ Berliner Straße 6, ハイデルベルク |
設立 | 1874年6月5日 |
業種 | ガラス・土石製品 |
事業内容 | セメント、骨材、コンクリート等の製造・販売 |
代表者 | Dominik von Achten(CEO) |
売上高 | 110億ユーロ(2007)[1] |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
歴史
編集1874年、ハイデルベルクでJohann Philipp Schifferdeckerが創業。1896年の年間セメント生産能力は8万トンであった。1914年以降ドイツ国内の企業を買収しつつ規模を拡大していき、1936年の年間生産能力は100万トンに達した。しかしながら1960年代末まで、同社の営業領域はドイツ南部のみに留まっていた。
1970年代以降、積極的なM&Aを繰り返し世界的なセメントメジャーの座に上り詰めた。主なM&Aは以下の通り[2]。
- 1972年、フランスのVicat Cementの一部を買収、同年の年間生産能力は830万トンとなった。
- 1977年、アメリカのLehigh Cementを買収。
- 1993年、ベルギーのSA Cimenteries CBRの一部を買収、その後完全買収。
- 1995年、China Century Cement Ltdを通じて中国に進出。
- 1999年、ノルウェーのScancemを買収。
- 2001年、インドネシアのIndocementを買収。
- 2007年8月、イギリスの骨材大手ハンソン(en:Hanson plc)を140億ユーロで買収。
- 2016年、イタリアのイタルチェメンティの株式の45%を買収[3]。
- 2022年9月、社名をハイデルベルクセメントから現社名に変更[4]。
出典
編集- ^ Group profit & loss accounts
- ^ history - HeidelberCements grobal
- ^ “Heidelbergcement acquires 96 percent of Italcementi, will buy rest” (英語). ロイター (2016年10月3日). 2023年6月20日閲覧。
- ^ “HeidelbergCement to change name to Heidelberg Materials” (英語). ロイター (2022年9月21日). 2023年6月20日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- Quarry Life Award (@QuarryLifeAward) - X(旧Twitter)
- HeidelbergCement Group - YouTubeチャンネル