ハイテク工業団地 (アユタヤ県)
ハイテク工業団地 (タイ語:นิคมอุตสาหกรรมบ้านหว้า(ไฮเทค) 、英語:Ban Wa (Hi-Tech) Industrial Estate)は、タイのタイ工業団地公社の管理する工業団地の一つ。タイ中部アユタヤ県バーンパイン郡に位置する。1989年に開設。バーンワー工業団地とも言われる。2011年現在約120社の工場と約6万人の従業員が働いている[1]。
管理事務所所在地
編集アユタヤ県 バーンパイン郡 タムボン・バーンワー、アジア=ナコーンサワン通り59-60km地点、ムー5、99
(99 หมู่ 5 ถนนสายเอเชีย-นครสวรรค์ กิโลเมตร 59-60 ตำบลบ้านหว้า อำเภอบางปะอิน จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13160)
- 各地からの距離
- バンコクより60km
- ドンムアン空港より36km
- クローントゥーイ港より63km
- スワンナプーム国際空港より80km
用地
編集- 用地面積 - 総面積 380ha(内訳は一般工業区 165ha、IEATフリーゾーン 95ha、住宅・商業用区 18ha、未分譲住宅・商業用区 102ha など)
施設
編集- 水道水:チャオプラヤー川から取水。給水能力は21,000m3/日。
- 電力:タイ地方発電公社から供給。電力供給能力が2X40メガボルトアンペア。
- 電話:2,048回線 (TT&TとTOT)
- 廃水処理 :活性汚泥方式による共同廃水処理システム。処理能力は一日当り16,800m3。
- ごみ焼却所:4箇所、5,000kg/日/箇所
- 道路:幹線道路はアスファルト舗装幅員36m(4車線)、補助幹線道路はアスファルト舗装幅員25m(2車線)。
- 洪水対策:100万㎥排水施設
- 警備:24時間
- ワンストップサービスセンター(OSOS)がある。
- アユタヤ県技術者研修センター:ハイテック工業団地はキングモンクット工科大学・プラナコーンヌア校と協力。
- 計量サービスセンター:ISO9000、QS9000およびその他国際標準の計量基準に準拠した各種計量機器を保有。
洪水
編集(工業団地の被災についてはタイ工業団地公社の2011年タイ北部・中部地域及びバンコク都における降雨・洪水被害の項を参照)
2011年7月から続くタイ北部の大雨によりアユタヤ県内でも洪水が発生し、10月4日にはナコーンルワン郡サハラッタナナコーン工業団地内で冠水し、タイ工業団地公社は団地を閉鎖した。さらに本工業団地においても浸水の危険があるとして10月7日から団地を閉鎖するように命じた[1]。10月13日朝、工業団地の堤防が一部決壊し、浸水[2]。10月14日浸水した工場において機材の運び出しの最中に爆発。タイ人2名、日本人1名が負傷した[3][4]。民間レスキュー泰国義徳善堂によって病院に移送された[5]。12月1日、同工場団地内の排水作業が完了し、復旧作業が開始された[6]。