FDKエナジー
(ノーベル乾電池から転送)
FDKエナジー株式会社(エフディーケイエナジー、英: FDK ENERGY CO., LTD.)は、かつて存在した日本の企業。アルカリ乾電池、リチウム電池の製造等を行うFDK株式会社の子会社で、同じく子会社のPT FDK INDONESIAとともに、FDKグループとして乾電池を供給していた[1]。供給先ブランドは富士通の他、ソニー[2]、三菱電機[3]、東芝[4]など。
FDKエナジーの社屋 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒431-0431 静岡県湖西市鷲津614番地 |
設立 | 2002年8月1日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 4080401006584 |
事業内容 | アルカリ乾電池、円筒形リチウム一次電池の製造、販売 |
代表者 | 筒井清英(代表取締役社長) |
資本金 | 700百万円 |
従業員数 | 288人 (2015年3月31日) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | FDK(株) 88.00% (2015年3月31日) |
外部リンク | http://www.fdk.co.jp/ |
沿革
編集- 1950年(昭和25年) - 東京電気化学工業株式会社が設立され、乾電池を生産。
- 1953年(昭和28年) - 富士電機と資本提携。
- 1957年(昭和32年) - 乾電池を輸出。
- 1958年(昭和33年) - 富士電気化学株式会社に社名を変更。
- 1964年(昭和39年) - 富士通が10.2%の資本参加。
- 1965年(昭和40年) - 富士通の出資比率が43.3%となる。
- 1967年(昭和42年) - アルカリ乾電池の生産開始。
- 1972年(昭和47年) - 富士通の出資比率が50.5%となり、富士通の子会社化。
- 1978年(昭和53年) - 酸化銀電池を発売。
- 1984年(昭和59年) - 乾電池のブランドを「富士通乾電池」に変更。(それまでは「ノーベル乾電池」)
- 1991年(平成3年) - 無水銀マンガン乾電池を発売。
- 1992年(平成4年) - 無水銀アルカリ乾電池を発売。
- 2001年(平成13年) - FDK株式会社に社名を変更。
- 2002年(平成14年) - FDKが電池製造部門を分社化し、鷲津工場にFDKエナジー株式会社を設立。ソニーが資本参加[1]。
- 2003年(平成15年) - 三菱電機が資本参加[5]。
- 2008年(平成20年) - FDKが東芝電池より乾電池の生産設備を譲受、FDKエナジーの設備となる。
- 2017年(平成29年) - FDK株式会社がFDKエナジー株式会社を吸収合併[6]。
脚注
編集- ^ a b 『電池ビジネス強化のための新会社「FDKエナジー株式会社」を設立』(プレスリリース)FDK、2002年5月30日 。
- ^ 『ソニー、富士電気化学 電池ビジネス拡大のため、開発・生産において協業体制で基本合意』(プレスリリース)ソニー、1999年12月21日 。2011年10月8日閲覧。
- ^ 『三菱電機グループの乾電池事業の再編について』(プレスリリース)三菱電機、2002年11月28日。オリジナルの2009年3月14日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『一次電池領域において東芝グループと新たな協業関係を構築』(PDF)(プレスリリース)FDK、2007年8月6日 。2011年10月8日閲覧。
- ^ 『三菱電機とアルカリ一次電池において協力、提携関係を構築することで基本合意』(プレスリリース)FDK、2002年11月28日 。2011年10月8日閲覧。
- ^ “FDKの歩み”. FDK. 2017年10月30日閲覧。
関連項目
編集- FDKトワイセル - 2014年にFDKと合併したニッケル・水素充電池製造会社。FDKエナジーの一部設備と同じく東芝電池をルーツとする。