ノガンモドキ科
ノガンモドキ科 (のがんもどきか、学名: Cariamidae) は、鳥類の1科である。ノガンモドキ(野雁擬)と呼ばれる。2属2種。
ノガンモドキ科 | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cariamidae (Bonaparte[1], 1853) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ノガンモドキ(野雁擬) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Seriema | |||||||||||||||||||||||||||
Seriemas.jpg |
特徴
編集分布
編集形態
編集全長66–90cm。頸と脚が長い。頭部に房状の冠羽を持つ。
頭部
編集緩い弧を描き、鋭い先端を備えた嘴を持つ。 目の前方に逆立った羽毛を生やしている。
翼
編集あまり飛行しないためか、短く狭い翼になっている。
後ろ脚
編集非常に長く、種類によって色が異なる。 指先にはドロマエオサウルス類のシックルクロウに似た鋭い鉤爪がある。
内臓
編集生態
編集地上性の鳥で縄張りをもつ。飛翔力はあるがあまり飛ぶことはなく、危険を感じた時は走って逃げる。約60km/hという高速で走ることができる。
通常単独か番いで生活する。
主に、大型の昆虫類、小型の哺乳類、鳥類、爬虫類などを食べる。場合によっては捉えた小動物やヘビを地面(もしくは付近の岩)へ叩き落として仕留める[2]。 果物や種子などの植物質のものも食べる。 またヘビを食べることから地元の人々からは益鳥ともされる。
鳴き声は大きく、遠くまでよく聞こえる。
潅木や低い樹木の枝に小枝を集めて巣を作る。通常1腹2個の卵を産む。
系統と分類
編集ノガンモドキ科はノガンモドキ目唯一の現生科であり、スズメ目などからなる land birds 系統の一員である[3][4]。
伝統的にはツル目ノガン亜目 Otiditae とされてきたが、ツル目の系統とは離れている。
種
編集- Cariama cristata, Red-legged Seriema, アカノガンモドキ (カンムリノガンモドキ)
- Chunga burmeisteri, Black-legged Seriema, クロアシノガンモドキ (ハイイロノガンモドキ)
出典
編集- ^ シャルル・リュシアン・ボナパルト or en:José Bonaparte
- ^ Figures are from Silva et al. (2015)
- ^ Gill, Frank; Donsker, David, eds. (2010), IOC World Bird Names (version 2.5)
- ^ Hackett, S. J.; Kimball, Rebecca T.; et al. (2008), “A Phylogenomic Study of Birds Reveals Their Evolutionary History”, Science 320: 1763–1768
参考文献
編集- 『世界の動物|分類と飼育 ツル目』、財団法人東京動物園協会、1989年、94–95頁
外部リンク
編集- Red-legged Seriema - The Peregrine Fund
- Cariama cristata video on (the Internet Bird Collection)