ノイリン
ノイリン(Neurine)は、卵黄、脳、胆汁、死体等に含まれるアルカロイドである。コリンの脱水反応で生体組織が腐敗する際に形成される。毒性があるシロップ状の液体で、魚臭がする。
ノイリン | |
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Trimethylvinylammonium hydroxide | |
別称 Vitaloid; N,N,N-Trimethylethenaminium hydroxide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 463-88-7 |
PubChem | 10042 |
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特性 | |
化学式 | C5H13NO |
モル質量 | 103.16 |
外観 | Syrupy liquid |
水への溶解度 | Soluble |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ノイリンは、窒素原子に3つのメチル基と1つのビニル基が結合した第四級アンモニウムカチオンである。アセチレンをトリメチルアミンと反応させて合成される。不安定であり、容易に分解してトリメチルアミンを生じる。
出典
編集- Merck Index, 11th Edition, 6393.