ネジレモ

トチカガミ科の水草の変種

ネジレモ(Vallisneria asiatica var. biwaensis)は、トチカガミ科セキショウモ属に分類される沈水性の水草セキショウモの変種で、琵琶湖水系の固有変種である。アクアリウムで用いられることもあり、その際にはスクリュー・バリスネリアと呼称されることもある[1]

ネジレモ
ネジレモ(ペンと消しゴムは大きさ比較用)
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: トチカガミ科 Hydrocharitaceae
: セキショウモ属 Vallisneria
: セキショウモ V. asiatica
変種 : ネジレモ
V. asiatica var. biwaensis
学名
Vallisneria asiatica var. biwaensis
Miki
シノニム

Vallisneria biwaensis Ohwi

和名
ネジレモ

分布

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琵琶湖水系の固有変種[2]。湖沼や河川に生育している。また、アクアリウム用に栽培された個体が市場に出回っている。

形態、生態

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多年生の沈水植物[1]。葉は根生の線形葉で、全体的にセキショウモによく似るが、葉が全体的に螺旋状にねじれる[2]。葉の長さは10-60cm、幅5-8mm[1]。葉縁には全体的に鋸歯がみられる[2]

雌雄異株[1]。繁殖様式はセキショウモに準じる。葉腋から匍匐茎を伸ばして無性的にも繁殖する[1]

利用

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スクリュー・バリスネリアの名で、アクアリウムで利用されることがある。水温20-28度、中硬水を好み、育成は容易[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 吉野敏「世界の水草728種図鑑―アクアリウム&ビオトープ」p.59
  2. ^ a b c 角野康郎『日本水草図鑑』文一総合出版、1994年。  p.29

関連項目

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