ネイチャー コミュニケーションズ
ネイチャー コミュニケーションズ(英語:Nature Communications)は2010年よりNature Researchによって発行されているオープンアクセスの学術雑誌である。自然科学の全分野を扱い、出版においては物理科学、地・環境学、生命科学、医学の各分野にカテゴライズされる。掲載には非常に高いレベルの学術的価値が求められ、編集者によるレビューと各分野の専門家によるピアレビューを経て認められる。
Nature Communications | |
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略称 (ISO) | Nat. Commun. |
学術分野 | 自然科学 |
言語 | 英語 |
編集者 | Elisa De Ranieri |
詳細 | |
出版社 | Nature Research |
出版歴 | 2010年 – 現在 |
出版間隔 | continuous, upon acceptance |
オープンアクセス | Yes |
ライセンス | クリエイティブ・コモンズ・ライセンス |
インパクトファクター | 14.919(2020年) |
分類 | |
CODEN | NCAOBW |
OCLC | 614340895 |
外部リンク | |
プロジェクト:出版/Portal:書物 |
創設時の編集長はレスリー・アンソン(Lesley Anson)が務め[1]、その後はヨーグ・ヒーバー(Joerg Heber)、マグダレーナ・スキッパー(Magdalena Skipper)、エリサ・デ・ラニエリ(Elisa De Ranieri)が務めている[2]。ロンドン、ニューヨーク、上海に編集拠点を構えている。
2014年10月から、論文掲載料(2021年現在は5560米ドル)を徴収している。受理された論文から順次ウェブサイトに掲載され、通常、毎週100本以上の論文が掲載される。
2015年末までは、全ての内容を閲覧するには登録料が必要であったが、2016年1月からは全て無料で提供されるようになった[3]。
索引サービス
編集ネイチャー コミュニケーションズは以下の索引サービスに登録されている。
- Science Citation Index[4]
- Current Contents/Agriculture, Biology & Environmental Sciences[4]
- Current Contents/Life Sciences[4]
- Current Contents/Physical, Chemical & Earth Sciences[4]
- The Zoological Record[4]
- BIOSIS Previews[4]
- Chemical Abstracts[5]
- PubMed(Index MedicusおよびMEDLINE)[6]
- Scopus[7]
- オープンアクセス学術誌要覧 (DOAJ)[8]
Journal Citation Reportsの発表によると、ネイチャー コミュニケーションズの2017年のインパクトファクターは12.353であった[9]。
下位カテゴリの学術雑誌
編集2018年より、自然科学の全分野を扱うネイチャー コミュニケーションズの下位カテゴリのオープンアクセス学術雑誌として、より専門的な分野を扱うコミュニケーションズ バイオロジー[10]、コミュニケーションズ ケミストリー[11]、コミュニケーションズ フィジックス[12]が創刊された。これらの学術雑誌は、ネイチャー コミュニケーションズよりも低価格な論文掲載料で受け付けている(現在は3170米ドルなど)。これらの学術雑誌のへの掲載には、各分野を発展させる先進的な内容が必要とされる。Nature Publishing Groupにより出版される他の学術雑誌と同様に、草稿の自動転送サービスを受けることができる[13]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ Announcing Nature Communications - a multidisciplinary, online-only journal with an open-access option, Press release from Nature Publishing Group.
- ^ “About the editors”. Nature Communications. Nature Publishing Group. 2019年4月28日閲覧。
- ^ “Open Access”. Nature Communications. Nature Publishing Group. 19 October 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月21日閲覧。
- ^ a b c d e f “Master Journal List”. Intellectual Property & Science. Thomson Reuters. 2014年9月27日閲覧。
- ^ “CAS Source Index”. Chemical Abstracts Service. アメリカ化学会. 11 February 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月26日閲覧。
- ^ “Nature Communications”. NLM Catalog. National Center for Biotechnology Information. 2015年3月26日閲覧。
- ^ “Content overview”. Scopus. エルゼビア. 2015年3月26日閲覧。
- ^ “Nature Communications”. オープンアクセス学術誌要覧. 2016年6月11日閲覧。
- ^ “Nature Communications”. 2016 Journal Citation Reports. Web of Science (Science ed.). トムソン・ロイター. (2017)
- ^ “Communications Biology”. Macmillan Publishers – Springer Nature. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “Communications Chemistry”. Macmillan Publishers – Springer Nature. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “Communications Physics”. Macmillan Publishers – Springer Nature. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “How to transfer manuscripts : authors & referees @ npg” (英語). www.nature.com. 2018年2月11日閲覧。