ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館
ニューサウスウェールズ州立美術館(-しゅうりつびじゅつかん、Art Gallery of New South Wales 略称:AGNSW)は、オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニーのザ・ドメインにある、シドニー市内で最も重要な公立美術館であり、ビクトリア国立美術館に続きオーストラリアで2番目の大きさを誇っている。
ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | Art Gallery of New South Wales |
愛称 | MNAA |
建物設計 | ウォルター・ L・ ヴァーノン |
開館 | 1871年 |
所在地 | シドニー |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集2003年にはアジア・ギャラリーがオープンした。
コレクション
編集アボリジニ・アートや現代オーストラリアの芸術品のみならず、フレデリック・レイトンといったイギリスの芸術家の作品や、イタリアからはカナレットやアーニョロ・ブロンズィーノ、フランドルからピーテル・パウル・ルーベンス、近代ヨーロッパからはパブロ・ピカソ、ピエール・ボナール、クロード・モネ、カミーユ・ピサロ、オーギュスト・ロダン、アルベルト・ジャコメッティなどの作品を収蔵している。
オーストラリアの美術作品としては、19世紀の画家として、ジョン・グローバー、アーサー・ストリートン、ジョン・ピーター・ラッセル、トム・ロバーツ、デイヴィッド・デイヴィス、チャールズ・コンダー、ウィリアム・ピゲニット、E・フィリップス・フォックス、フレデリック・マッカビン、シドニー・ロング、ジョージ・ワシントン・ランバートといった画家の作品がコレクションされている。20世紀のオーストラリアの画家としては、アーサー・ボイド、らの作品がコレクションされており、1973年にウィリアム・スプラットが編集した書籍、『オーストリア絵画の代表作100選』("100 Masterpieces of Australian Painting")に選ばれた作品のうち44点がニュー・サウス・ウェールズ州立美術館に収蔵されている[1]。
主なコレクション
編集-
(画)アーニョロ・ブロンズィーノ
"Cosimo I de' Medici in armour"(c.1545) -
(画)ヤーコプ・ファン・ロイスダール
" view of Bentheim Castler"(1655/1660) -
(画)ウジェーヌ・ドラクロワ
"Angelica and the wounded Medoro"(c.1860) -
(画)カミーユ・ピサロ
"Peasants' houses, Eragnyr"(1887) -
(画)ポール・セザンヌ
" Banks of the Marne"(c.1888) -
(画)ジョン・マザー
"Mosmans Bay"(1889) -
(画)ウィリアム・ピゲニット
"The flood in the Darling"(1895) -
(画)エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー
" Three Bathers"(1913)
脚注
編集- ^ Works cited in the document '100 masterpieces of Australian painting (1973)', Art Gallery of New South Wales. Retrieved on 9 January 2011.
外部リンク
編集- AGNSW(英語版)
- オーストラリア大使館
- “Art Gallery of New South Wales”. History and Archives: Historic Buildings. City of Sydney (2004年). 2006年1月25日閲覧。