ニューヨーク 冬物語』(ニューヨーク ふゆものがたり、Winter's Tale)は、2014年アメリカ合衆国ファンタジー映画2001年の映画ビューティフル・マインド』でアカデミー脚色賞を受賞した脚本家映画プロデューサーアキヴァ・ゴールズマンの監督デビュー作である[3]。出演はコリン・ファレルジェシカ・ブラウン・フィンドレイなど。原作はマーク・ヘルプリンの1983年の小説『ウィンターズ・テイル英語版』。ニューヨークを舞台に、1人の男の100年の時を超えた愛を描く。

ニューヨーク 冬物語
Winter's Tale
監督 アキヴァ・ゴールズマン
脚本 アキヴァ・ゴールズマン
原作 マーク・ヘルプリン
ウィンターズ・テイル英語版
製作 アキヴァ・ゴールズマン
マーク・プラット
マイケル・タドロス
トニー・アラード
製作総指揮 ケリー・フォスター
ブルース・バーマン
出演者 コリン・ファレル
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
ジェニファー・コネリー
ウィリアム・ハート
エヴァ・マリー・セイント
ラッセル・クロウ
ウィル・スミス
音楽 ハンス・ジマー
ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影 キャレブ・デシャネル
編集 ウェイン・ワーマン英語版
ティム・スクワイアズ
製作会社 ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザース
Weed Road Pictures
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2014年2月14日
日本の旗 2014年5月16日
上映時間 118分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $60,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $12,600,231[1]
世界の旗 $30,800,231[1]
配給収入 日本の旗 1600万円[2]
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ストーリー

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1895年、とある移民夫婦が、入国審査で結核にかかっていたことがわかり、ニューヨークへの入国を拒否される。夫婦は幼児を模型の船に載せて海に流し、幼児は岸に流れ着く。

1916年、幼児はギャングの親玉パーリー・ソームズに身をやつす悪魔に育てられ、盗賊ピーター・レイクと名乗っていた。ギャングを抜けようとしたピーターは殺されそうになるが、守護天使である白馬に救われる。ピーターは大きな屋敷に盗みに入り、結核で死期の近い赤毛の令嬢ベバリー・ペンに出会う。ピーターは盗みをあきらめ、ベバリーにお茶に誘われる。2人は互いのことを語り合い、恋に落ちる。

ベバリーを救うことはピーターの運命であると信じ、邪魔するためにパーリーは屋敷に向かう。白馬に乗ったピーターはベバリーを救い出し彼女が望むままに湖に連れていく。掟によってパーリーらは境界を超えて追いかけることが出来ないため、2人は逃げ切ることに成功する。ピーターは夏屋敷に滞在するベバリーの家族と親しくなる。ベバリーはピーターと散歩し、誰の中にも奇跡があり、死んだ後には星になるのだと言う。

一方パーリーは境界を超える許可をルシファーに求めるが却下され、代わりにルシファーの元天使の力を借りる。舞踏会でベバリーは毒の入った酒を飲まされる。その夜、2人は愛を交わすが、毒のためにベバリーは死に、ピーターは奇跡を起こしてベバリーを甦らせることが出来ず悲しみに暮れた。

葬儀の後、ピーターと白馬はニューヨーク市内に戻るが、橋でパーリーらに襲われる。ピーターは白馬を逃がし、パーリーに激しく殴られたのち川に突き落とされてしまう。パーリーらが去った後、満身創痍のピーターは岸にたどり着くが、殴られたことによって記憶を失っていた。その後彼は100年間市内を彷徨い、自分の名前すらもわからぬまま、赤毛の娘の絵を道路に描き続けた。

2014年、年を取らないピーターは少女アビーにぶつかり、その母バージニアに出会う。ピーターはベバリーの父が建てたという図書館に行き、バージニアに昔の写真を見せられて記憶を一部取り戻す。ピーターは、現在はバージニアの新聞社の社主であるベバリーの妹ウィラとの再会を果たす。ピーターは自分の救うべき赤毛の娘がベバリーではなく、末期ガンに侵されたアビーであることに気づく。

ピーターが生きていることを知ったパーリーは激怒し、ピーターを破滅させるために不死性を放棄する。パーリーはバージニアのアパートを襲うが、ピーター、バージニア、アビーは翼の生えた白馬と共に逃げ出す。一行は屋敷のある湖に来るが、今や不死性を失い掟に縛られないパーリーは手下と共に境界を超えて追いかける。しかし白馬が氷を割って手下を湖に沈め、ピーターはパーリーと格闘したのちパーリーは死に、雪に変わる。そしてピーターはアビーの命を救う奇跡を起こす。

ピーターは最後にベバリーの墓を訪ね、白馬に乗って星になる。

キャスト

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作品の評価

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Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『ニューヨーク 冬物語』は原作小説の壮大な展開を維持しようとしているが、応援するに値する登場人物や筋の通ったプロットを盛り込むのには失敗している。」であり、154件の評論のうち高評価は13%にあたる20件で、平均点は10点満点中3.71点となっている[4]Metacriticによれば、35件の評論のうち高評価は1件、賛否混在は17件、低評価は17件で、平均点は100点満点中31点となっている[5]

挿入曲

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原作小説

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出典

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  1. ^ a b c Winter's Tale” (英語). Box Office Mojo. 2020年10月3日閲覧。
  2. ^ キネマ旬報」2015年3月下旬号 96頁
  3. ^ ニューヨーク 冬物語”. allcinema. 2014年5月15日閲覧。
  4. ^ Winter's Tale (2014)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月3日閲覧。
  5. ^ Winter's Tale Reviews” (英語). Metacritic. 2019年8月14日閲覧。

外部リンク

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