ニューヨーク恋物語
『ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEW YORK』(ニューヨークこいものがたり)は、1988年10月13日 - 12月22日までフジテレビ系列の『木曜劇場』枠で放送されたテレビドラマ。田村正和主演。鎌田敏夫脚本。
ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEW YORK | |
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ジャンル | トレンディドラマ |
企画 | 石原隆(SP) |
脚本 | 鎌田敏夫 |
演出 |
藤田明二(S1・S2・SP) 松田秀知(S1) 光野道夫(S2) |
出演者 | 田村正和 |
音楽 |
本多俊之(S1) 高橋千佳子(S2) |
製作 | |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
ニューヨーク恋物語 | |
プロデューサー | 中山和記 |
出演者 | 岸本加世子 真田広之 柳葉敏郎 夏桂子 五十嵐いづみ 李恵淑 桜田淳子 |
エンディング | 井上陽水「リバーサイドホテル」 |
放送期間 | 1988年10月13日 - 12月22日 |
放送時間 | 木曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 木曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
男と女 ニューヨーク恋物語II | |
プロデューサー | 松下千秋 関本広文 |
出演者 | 篠ひろ子 丘みつ子 小野隆 中畑幾久子 高橋一生 髙嶋政宏 三田寛子 鳥越マリ 小林聡美 高橋ひとみ 小林稔侍 ブライアン・マクダモット |
エンディング | EVE「Joseph! Joseph!」 |
放送期間 | 1990年10月18日 - 12月20日 |
放送時間 | 木曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 木曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
新ニューヨーク恋物語 | |
プロデューサー | 関口静夫(共同テレビ) 矢吹東(フジテレビ) |
出演者 | 竹内結子 柳葉敏郎 李恵淑 石黒賢 渋谷亜希 山村美智 |
エンディング | 井上陽水「リバーサイドホテル」 |
放送期間 | 2004年3月30日 |
放送時間 | 21:00 - 22:48 |
回数 | 1 |
特記事項: 第2シーズン 初回は30分拡大(22:00 - 23:24)[1] |
1990年10月18日 - 12月20日に同枠で『男と女 ニューヨーク恋物語II』、2004年3月30日にはスペシャルドラマとして『新ニューヨーク恋物語』が放送された。
ニューヨーク恋物語(1988年)
編集本作より『木曜劇場』は、松下電器・松下電工(現:パナソニック)提供から複数社提供になったため、それまで使われた『ナショナル』の冠は外された。
様々な事情を抱え[2]ニューヨークにやってきた8人の男女達の儚い姿が描かれた[3]。全編ニューヨークロケで撮影された。サブタイトルにはニューヨークの地名などが付けられている。最終回で田村が岸本加世子の髪を洗うシーンは当時話題となった[4]。1989年、第26回ギャラクシー賞・優秀賞を受賞[5]した。現在に至るまで、CSでの再放送が度々あるが、DVD等の媒体によるソフト化はされていない。
あらすじ
編集エリートサラリーマンの田島雅之は、上司の妻である瀬尾リツ子と恋仲になってしまったことでエリート街道から外れた。会社を辞めた田島は、一旗上げるべくニューヨークにやってきた、しかし成功は容易ではなく、バーを経営しながら裏社会で生きているが、ある日町で偶然、瀬尾リツ子の娘であることを知らないまま瀬尾さやかと知り合う。一方、婚約を破棄された茅野明子は、日本から逃げる様に従姉の相川里美を訪ねてニューヨークにやってくるが、そのことでより複雑な人間関係が生じてゆく[2][6]。
キャスト
編集- 田島雅之:田村正和
- 茅野明子:岸本加世子
- 坂入正弘(幼稚園の教師[6]):真田広之
- 小池一徹(ボクサー志望[6]):柳葉敏郎
- 瀬尾リツ子(田島の元恋人[2]):夏桂子
- 瀬尾さやか(リツ子の娘[2]):五十嵐いづみ
- 張美姫(里美のルームメイト[6]):李恵淑
- 相川里美(証券会社のアシスタント[6]、明子の従姉):桜田淳子
- 八代(田島のかつての同僚):峰岸徹(第4話・第6話)
スタッフ
編集- 脚本:鎌田敏夫
- 演出:藤田明二、松田秀知
- プロデュース:中山和記
- 音楽:本多俊之
- 主題歌:井上陽水「リバーサイドホテル」(フォーライフ・レコード)
- 演出補:木村達昭
- 撮影:川田正幸
- 照明:菱山勇
- 音声:助川洋昭
- 技術:梅谷昌弘
- 制作担当:永山耕三、清野豊
- 技術協力:バスク、渋谷ビデオスタジオ
- 協力:日本航空、アメリカ合衆国商務省観光局
- ロケコーディネート:フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル、ALTERNATE CURRENT, INC.
放送日程
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 | ||
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第1話 | 1988年10月13日 | ブルックリン橋 | 藤田明二 | 16.3% | ||
第2話 | 10月20日 | ウォール街 | 19.8% | |||
第3話 | 10月27日 | グランド・セントラル駅 | 15.0% | |||
第4話 | 11月 | 3日コロンバス通り | 松田秀知 | 14.9% | ||
第5話 | 11月10日 | 独立記念日の夜 | 藤田明二 | 17.8% | ||
第6話 | 11月17日 | ケネディ空港 | 松田秀知 | 17.8% | ||
第7話 | 11月24日 | セントラル・パーク | 藤田明二 | 19.1% | ||
第8話 | 12月 | 1日シープスヘッド・ベイ | 16.7% | |||
第9話 | 12月 | 8日スタットン・アイランド | 松田秀知 | 16.6% | ||
第10話 | 12月15日 | 自由の女神 | 16.8% | |||
最終話 | 12月22日 | マンハッタン | 藤田明二 | 17.9% | ||
平均視聴率 17.2% |
エピソード
編集第8話の放送日には、直前の番組である『とんねるずのみなさんのおかげです』で同名のコント(正式にはニューヨーク恋物語・予告編)が放送され、石橋貴明が田村、木梨憲武が桜田の役で登場、岸本加代子が本作と同じ茅野明子役で出演した。その後、このパロディは「それいけマサカズ!」として独立したコントコーナー[7]となり人気を博した。
男と女 ニューヨーク恋物語II(1990年)
編集1988年版とは異なりコメディタッチのストーリーで、舞台がニューヨークであるということ以外、関連性はない。「ほんの少しのもうひとつの人生」がテーマ。前作よりも視聴率が伸び悩んだ。全10回。田村はこのドラマについて「半分はコメディー、半分はシリアスな作品である」と話していた[8]。ニューヨークで活躍している敏腕弁護士、戸上英輔(田村正和)は日本に妻子がありながら、杉山朋子(篠ひろ子)や様々な女たちと逢瀬を重ねているが、そんな彼のもとに突然日本から妻と3人の子供たちがやってくる[8]。
キャスト
編集- 戸上英輔:田村正和
- 杉山朋子:篠ひろ子
- 戸上まさ子(英輔の元妻):丘みつ子
- 戸上正巳(英輔の長男):小野隆
- 戸上麻里(英輔の長女):中畑幾久子
- 戸上和典(英輔の次男):高橋一生
- 田中直人:髙嶋政宏
- 白石典子:三田寛子
- 藤沢亜由美:鳥越マリ
- 岡村里子:小林聡美
- 村松文代:高橋ひとみ
- 杉山太郎(朋子の夫):小林稔侍
- デビッド:ブライアン・マクダモット
スタッフ
編集- 作:鎌田敏夫
- 演出:藤田明二、光野道夫
- プロデュース:松下千秋、関本広文
- 音楽:高橋千佳子
- 主題歌:EVE「Joseph! Joseph!」(CBS・ソニー)
- チーフプロデューサー:中山和記
- 技術協力:バスク、渋谷ビデオスタジオ
- 協力:日本航空、アメリカ合衆国商務省観光局
- ロケコーディネート:フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル、ALTERNATE CURRENT, INC.
放送日程
編集- 初回は22時 - 23時24分の30分拡大[1]。
各話 | 放送日 | 演出 |
---|---|---|
第1話 | 1990年10月18日 | 藤田明二 |
第2話 | 10月25日 | |
第3話 | 11月 | 1日光野道夫 |
第4話 | 11月 | 8日藤田明二 |
第5話 | 11月15日 | 光野道夫 |
第6話 | 11月22日 | 藤田明二 |
第7話 | 11月29日 | 光野道夫 |
第8話 | 12月 | 6日藤田明二 |
第9話 | 12月13日 | 光野道夫 |
最終話 | 12月20日 | 藤田明二 |
新ニューヨーク恋物語(2004年)
編集1988年版の15年後を描いた正式な続編で[9]、田村自身も長年希望し実現した続編製作であった[9]。
あらすじ
編集裏社会から足を洗えずにいる田島雅之は、自身の命が長くないことを感じながら、ワイナリーを営んで孤独な余生を過ごしていた。そんなある日、田島は藤倉英子という若い日本人女性に出会う。しかし藤倉の背後には、田島の行動を調べるFBI捜査官・滝井や、かつて妻を巡って田島に遺恨を抱いた小池一徹の影があった[9][10]。
キャスト
編集スタッフ
編集脚注
編集- ^ a b “男と女 ニューヨーク恋物語II - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇”. テレビドラマデータベース. 2023年9月5日閲覧。
- ^ a b c d TV ガイド 1988年11月5日-11月11日号 p.30-31
- ^ “ニューヨーク恋物語”. フジテレビ. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “「ニューヨーク恋物語」で共演の岸本加世子「もう1度抱きついて甘えたい」”. NIkkansports. (2021年5月18日) 2021年7月8日閲覧。
- ^ “第26回ギャラクシー賞受賞作品”. 放送批評懇談会. 2014年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e TV ガイド 1988年11月5日-11月11日号 p.31-32
- ^ “田村正和さんを偲ぶ~ライター対談①『ニューヨーク恋物語』『古畑任三郎』編”. フジテレビ (2021年5月24日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ a b 週刊明星 1990年8月23日/30日 no.35.36 ビッグサマー合併号 10-11ページ ニューヨークの正和さまが帰ってきた!
- ^ a b c “田村正和インタビュー”. フジテレビ. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “新ニューヨーク恋物語”. フジテレビ. 2021年7月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- ニューヨーク恋物語(全11話) - フジテレビ ONE TWO NEXT
- 新ニューヨーク恋物語 - ウェイバックマシン(2004年4月2日アーカイブ分) - フジテレビ
- 新ニューヨーク恋物語 - フジテレビ番組情報
- ニューヨーク恋物語 - フジテレビオンデマンド
フジテレビ 木曜劇場(本作より) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ニューヨーク恋物語
LOVE STORY IN NEW YORK (1988年10月13日 - 12月22日) |
あなたが欲しい
(1989年1月19日 - 3月23日) |
|
パパ!かっこつかないゼ
(1990年7月5日 - 9月20日) |
ニューヨーク恋物語II 男と女
(1990年10月18日 - 12月20日) |
結婚の理想と現実
(1991年1月10日 - 3月21日) |