ニック・アレン (内野手)

アメリカの野球選手

ニコラス・ライアン・アレンNicholas Ryan Allen, 1998年10月8日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手遊撃手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

ニック・アレン
Nick Allen
アトランタ・ブレーブス
オークランド・アスレチックス時代(2023年5月12日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ
生年月日 (1998-10-08) 1998年10月8日(26歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
155 lb =約70.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2017年 MLBドラフト3巡目
初出場 2022年4月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 2021年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2020 野球

2021年開催の東京オリンピック 野球 銀メダリスト。

経歴

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プロ入りとアスレチックス時代

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AAA級ラスベガス時代
(2023年4月19日)

2017年MLBドラフト3巡目(全体81位)でオークランド・アスレチックスから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・アスレチックスでプロデビュー。35試合に出場して打率.254、1本塁打、14打点、7盗塁を記録した。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、アスレチックスの組織内で14位(シーズン途中で16位に下降)にランクインした[2]。シーズンではA級ベロイト・スナッパーズ英語版でプレーし、121試合に出場して打率.239、34打点、24盗塁を記録した。

2019年はA+級ストックトン・ポーツでプレーし、72試合に出場して打率.292、3本塁打、25打点、13盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2020年新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場は無かった。

2021年はAA級ミッドランド・ロックハウンズとAAA級ラスベガス・アビエイターズでプレーし、2球団合計で89試合に出場して打率.288、6本塁打、41打点、12盗塁を記録した。また、5月23日に東京オリンピック野球アメリカ大陸予選のアメリカ合衆国代表メンバーに選出され[3]、7月2日には東京オリンピックのアメリカ代表のメンバーに選ばれた[4]。ノックアウトステージ第1戦では田中将大から右翼線へ適時二塁打を放ち[5]、決勝では森下暢仁から右翼方向へ単打、伊藤大海から左中間へ二塁打、 栗林良吏から再び右翼方向へ単打を放った。[6]オリンピック本大会では、最優秀守備選手に選ばれた[7]。オフの11月19日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[8]

2022年は開幕をAAA級ラスベガスで迎えた。4月18日にメジャー初昇格し[9]、翌19日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー。同月21日の試合でディロン・テートからメジャー初安打となる二塁打を右翼へ放ち、シェルドン・ノイジーの右安打でメジャー初得点を記録。6月21日のシアトル・マリナーズ戦でマルコ・ゴンザレスから左翼へメジャー初本塁打を放つ。結果的にメジャー1年目となったこの年は、ちょうど100試合に出場し、打率.207、4本塁打、19打点、OPS.547の成績を記録した。

ブレーブス時代

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2024年オフの11月11日にジャレッド・ジャクソンとの交換トレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍した[10]

選手としての特徴

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守備が売りで、メイクアップや野球IQも評価されている[2]。マイナー時代から評判の良い守備はメジャーでも安定しており、肩も強く三遊間深いところからでもアウトをもぎ取れる。遊撃手でDRS+6(501.2イニング)、二塁手で+4(307.2イニング)とデータでも好成績をマークしている。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2022 OAK 100 326 299 31 62 13 0 4 87 19 3 2 6 1 19 0 1 64 5 .207 .256 .291 .547
2023 106 329 303 29 67 4 2 4 87 20 5 1 6 2 17 0 1 52 8 .221 .263 .287 .550
2024 41 105 97 6 17 4 0 1 24 4 0 0 3 0 5 0 0 5 0 .175 .216 .247 .463
MLB:3年 247 760 699 66 146 21 2 9 198 43 8 3 15 3 41 0 2 136 13 .209 .254 .283 .537
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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二塁(2B) 遊撃(SS)
























2022 OAK 43 69 87 4 19 .975 60 68 197 6 40 .978
2023 1 1 0 0 0 1.000 104 120 246 9 41 .976
MLB 44 70 87 4 19 .975 164 188 443 15 81 .977
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 2(2022年 - 2024年)

表彰

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国際大会

代表歴

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脚注

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  1. ^ PARKER GRAD NICK ALLEN DRAFTED BY OAKLAND A’S IN 3RD ROUND OF MLB DRAFT” (英語). Francis Parker.org (2017年6月14日). 2018年10月6日閲覧。
  2. ^ a b 2018 MLB Prospects Watch – Oakland Athletics Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on October 6, 2018.
  3. ^ 東京五輪予選 野球米国代表候補に元広島&楽天ジョンソン、元オリックス・ディクソンら”. デイリースポーツ (2021年5月24日). 2022年4月20日閲覧。
  4. ^ “NPBから3選手! 東京オリンピックのアメリカ代表が発表”. BASEBALL KING. (2021年7月3日). https://baseballking.jp/ns/285275 2022年4月20日閲覧。 
  5. ^ NPBエンタープライズ. “東京オリンピック”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年11月14日閲覧。
  6. ^ NPBエンタープライズ. “東京オリンピック”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年11月14日閲覧。
  7. ^ “東京五輪野球のMVPは山田哲人、ベストナインに日本勢3人 WBSC発表”. 西日本スポーツ. (2021年8月7日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/782240/ 2022年4月20日閲覧。 
  8. ^ A's add five players to 40-man roster” (英語). MLB.com (2021年11月19日). 2022年6月11日閲覧。
  9. ^ Anthony Franco (April 18, 2022). “A's Place Six Players On COVID IL, Promote Three Players”. MLB Trade Rumors. April 20, 2022閲覧。
  10. ^ Anthony Franco and Darragh McDonald (November 11, 2024). “Braves Acquire Nick Allen”. MLB Trade Rumors. November 12, 2024閲覧。

関連項目

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外部リンク

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