ニケシュ・アローラ
ニケシュ・アローラ(Nikesh Arora、1968年2月9日 - )はアメリカ合衆国の実業家。
ニケシュ・アローラ Nikesh Arora | |
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生誕 |
1968年2月9日(56歳) インド・ウッタル・プラデーシュ州ガーズィヤーバード |
教育 | B.Tech, MS, MBA |
出身校 |
バナーラス・ヒンドゥー大学 (現 インド工科大学 (BHU) ヴァーラーナスィー校) ボストンカレッジ ノースイースタン大学 |
職業 | パロアルトネットワークスCEO、元・ソフトバンクグループ代表取締役副社長 |
配偶者 | Ayesha Thapar |
パロアルトネットワークス最高経営責任者(CEO)。元ソフトバンクグループ代表取締役副社長兼ヤフー取締役会長。元Googleシニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ビジネス・オフィサー(CBO)[1]。
経歴
編集1968年2月9日インドのウッタル・プラデーシュ州ガーズィヤーバードで生まれる。
1989年ワーラーナシーにあるバナーラス・ヒンドゥー大学(BHU)で電気工学士を取得すると渡米。ボストンカレッジで理学修士号、ノースイースタン大学でMBAを取得するとともにCFAも取得している。
フィデリティ・インベストメンツとパトナム・インベストメンツで通信アナリストとして活躍すると1999年ドイツテレコムに入社。2000年にはT-Mobile Internationalの関連会社T-Motion PLCを設立しT-Mobile欧州事業の最高営業責任者(CMO)や取締役をつとめる[2]。
2004年Googleへ入社し欧州・中東・アフリカ市場の事業開発責任者となり、2009年からはシニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ビジネス・オフィサー(CBO)として営業・マーケティング・提携戦略の最高責任者をつとめた。
ソフトバンク幹部として
編集2014年7月18日ソフトバンクからバイスチェアマンに迎えると発表され、10月からSoftBank Internet and MediaのCEOに就任した[3][4]。同11月7日Sprintの取締役に就任[5]。
2015年5月、ソフトバンク社長の孫正義から「将来のことは今コメントすべきではないが、最重要な私の後継者候補であることは間違いない」と語り、アローラが後継者候補であるとの発表があった[6]。
2015年6月、ソフトバンク代表取締役副社長およびヤフー取締役会長に就任した[7]。ソフトバンク株主総会で、孫正義から「後継者の筆頭候補だ」と紹介される。また15年3月末までの半年間で総額165億5600万円の報酬を得ていたことが明らかとなる[8][9]。
ソフトバンクグループ株主総会当日であった2016年6月22日、任期満了をもって取締役を辞任。7月1日より同社顧問に就任した。孫が当面の間社長にとどまる意向であったのに対し、ニケシュは数年のうちに交代することを望んでおり、両者の思惑にずれがあったのが辞任の理由と報道された[10]。
ソフトバンクグループの発表によると、実質的な退職金としてアローラ氏の役員退任に伴う費用、68億円を計上した。[11]。
パロアルトネットワークスCEO
編集脚注・出典
編集- ^ “Google Management Surprise: Longtime Sales Chief Nikesh Arora Leaves For SoftBank”. Forbes (2014年7月17日). 2015年5月15日閲覧。
- ^ “Googleの最高事業責任者ニケシュ・アローラ氏、ソフトバンク幹部に就任”. 毎日ナビ (2014年7月18日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “ニケシュ・アローラ氏のソフトバンクへの参画について”. ソフトバンク (2014年7月18日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、Googleのベテラン幹部をバイスチェアマン兼「インターネット&メディア」のCEOに任命”. ITmedia (2014年7月18日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “ソフトバンクのN・アローラ氏、Sprintの取締役に就任--グーグル幹部など歴任”. CNET (2014年11月10日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ “ソフトバンク社長、バイスチェアマン「最重要な後継者」”. 日本経済新聞 (2015年5月11日). 2015年6月22日閲覧。
- ^ “ヤフー会長にアローラ氏 孫氏退任、権限委譲か”. 共同通信 (2015年5月21日). 2015年6月22日閲覧。
- ^ “アローラ氏報酬165億円 ソフトバンクの後継候補”. 共同通信 (2015年6月19日). 2015年6月22日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、アローラ氏に報酬165億円 孫氏後継候補”. 日本経済新聞 (2015年6月20日). 2015年6月22日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、後継者候補のアローラ氏が退任へ--理由は孫氏との「時間軸のずれ」”. CNET Japan (2016年6月21日). 2016年6月21日閲覧。
- ^ “ソフトバンク、アローラ前副社長の退職金68億円”. 日本経済新聞 (2016年7月28日). 2016年7月27日閲覧。
- ^ “元ソフトバンクCOOのアローラ氏、パロアルトネットワークスCEO就任へ”. ZDNet Japan (朝日インタラクティブ). (2018年6月4日) 2018年12月21日閲覧。