ニアピン(near pin)とは、ゴルフにおいてカップ(ピン)に最も近い位置にボールを近づけた距離を争うコンテストを示す和製英語[1]

英語では「closest to the pin」等と表記されるが、略称としてKPが使われる[1]

概要

編集

主にパー3のショートホールで行われるもので、ティーショット(第1打)をストローク・マッチプレーを問わず普通通りに打ち、打球をピンに最も近づけた選手が勝ちとなる。ピンに直接ボールがカップインした場合はホール・イン・ワンとなる。

ゴルフ規則上、ニアピンに関するルールの定めがないため、実際のゴルフコンペでは「ワンオン条件」(1打目でグリーンオンしていない場合、どんなにピンに近くても賞の対象とならない)や「パー縛り」(パー以下のスコアでホールアウトしないと権利を失う[2])など、ニアピンに条件を加えるケースがある。プロのトーナメントでは「ワンオンチャレンジ(hit-the-green challenge)」などと称し、ワンオンできなかったゴルファーから罰金を徴収する(罰金はチャリティに寄付される)といったイベントと組み合わせられることも多い[3]

アレンジとして、ミドルホールでのセカンド・ニアピン賞(第2打を対象として争う)や、ロングホールでのサード・ニアピン賞(第3打を対象として争う)がある。

脚注

編集
  1. ^ a b ニアピン賞 - ゴルフダイジェストTV
  2. ^ は行のゴルフ用語 - ゴルフィールド
  3. ^ ワンオンチャレンジ - ゴルフダイジェストTV

関連項目

編集

外部リンク

編集